テックスミスは、同社のプレゼンテーションソフトCamtasia Studioシリーズ最新版「Camtasia Studio 7(カムタジア スタジオ 7)」を発売した。パッケージ版の価格は35,900円(税抜き)、ラインナップにはダウンロードによるライセンス版(1ユーザーあたり税抜き価格34,400円)も用意されているほか、体験版も同社Webサイトでは公開されている。対応OSは、Windows 2000 / XP(32/64ビット) / Vista(32/64ビット) / 7(32/64ビット)。

ソフトはシンプルな操作で簡単に動画を編集できるPCスクリーン動画キャプチャ&編集ソフト。カメラやビデオで撮影した動画はもちろん、デスクトップ上のアプリケーションの操作などもボタンひとつで動画キャプチャ、ズームやパン、字幕の挿入、吹き出しやタイトルスライド、トランジションなど、多彩な効果を追加して本格的な映像編集を行うことができる。ほとんどの操作はカテゴリから選択し、マウスでのクリックまたはドラッグによる直感的な操作で行えるのも特長になる。

新バージョンでは、インタフェースがクールなブラックに一新。クリップビンやライブラリー、吹き出し、ズームやパンなど主要なツールがタブ型ランチャー式にまとめられており操作性も大きく向上している。ライブラリー機能ではタイトルクリップや画像、音源など充実した素材が提供されるほか、個人やグループで作成した素材を共有する仕組みなども搭載している。吹き出し、矢印、カーソル効果なども従来バージョンより豊富に用意されており、動画閲覧者の注意を引きつける効果なども備わる。

また、作成した動画はソフト内から簡単にYouTubeへアップロードでき、1.YouTubeで共有、2.YouTubeへログイン、3.タイトル/タグ/カテゴリなどの選択の3ステップで完了。Camtasia StudioにはPowerPointにアドオンする機能も搭載するため、ワンクリックでプレゼン資料を録画し、プロモーションやチュートリアル映像としてコンテンツを作成することも可能になる。

カムタジア スタジオ 7起動画面。よく使う項目がタブ型ランチャー形式で配置されており、操作性が向上。

動画を加工するためのアイテムはドラッグ&ドロップでプレビュー画面に配置しながら加工できる

新搭載のライブラリには、質の高い素材も充実している。図は「Fiber Waves」