iPhone効果でユーザ増える、Opera Mini

4月13日、App StoreにOpera Miniが登場した。つまりiPhoneやiPodでWebブラウザとしてデフォルトでインストールされているSafariではなくOpera Miniという別の選択肢が選べるようになった。Appleのこれまでのアプリケーション監査の様子から、Safariと戦略的に衝突が予想されるOpera Miniが承認を得ることはないと推測されていたが、Opera MiniはAppleが設けているアプリの規約にしたがっており問題ないということだ。

iPhoneでOpera Miniが利用できるようになったことは、Opera Miniのシェアにも影響を及ぼしている。Opera SoftwareがiPhone users flock to Opera Miniで報告している内容によれば、iPhoneはOpera Miniを搭載したデバイスとしてはすでにナンバー3のシェアを確保しているという。登場してからまだ1カ月半ほどしか経っていないが、iPhoneにおけるOpera Miniのユーザ数は260万人を超えたとされている。

Net Applicationsの報告によれば、2010年4月におけるOpera Miniのシェアは0.79%。PCのWebブラウザも含めると少ないシェアのようにみえるが、モバイルブラウザとしては突出したシェアであり、しかも増加を続けている。iPhone版がリリースされたことでシェアを伸ばしており、Net Applicationsの5月のシェア報告においても何らかの変化が現れるとみられる。