ソースネクストより販売されているB's Recorder GOLD10は、"B's Recorder"という名を冠し、古くから書き込み可能な光学ドライブを使用したことがあるユーザならば、一度は使ったことがあるといえるくらいの歴史を持つ定番ライティングソフトの名前である。B's Recorder GOLD10は、YouTubeやニコニコ動画をはじめ、Web動画をボタンひとつで録画する機能が搭載されているほか、スライドショームービー機能なども搭載しており、ライティングソフトという枠を超えたマルチメディアソフト。新バージョンではWindows 7にも対応し、iPhone用動画などモバイル形式への自動エンコードなど手軽にマルチメディアを使いこなす機能が多数搭載されている。本稿では、B's Recorder GOLD10の新機能や便利な機能を紹介してみる。

B's Recorder GOLD10のシステム要件とインストール

B's Recorder GOLD10を含むB's Recorderシリーズには、いくつかのラインアップが用意されている。ライティング機能のみのB's Recorder(3,970円:価格はいずれ標準価格)、マルチメディア編集、web動画録画機能などを備えたB's Recorder GOLD10(9,980円)、さらにBDオーサリング機能もあるB's Recorder GOLD10 Premium(13,800円)などがある。さらにダウンロード版やeSHOPでの特別価格での販売などもあるので、ソースネクストのWebサイトで、確認をしていただきたい。本稿では、B's Recorder GOLD10を取り上げる。

B's Recorder GOLD10のシステム要件であるが、Windows 7(32ビット版)、Vista(32ビット版、アップデートで64ビット版も動作可)、XPが正常に動作し、書き込み可能な光学ドライブを実装したPCとなる。Blu-rayメディアに書き込みを行うには、光学ドライブも対応する必要がある。CPUはライティングのみならば、Intel Pentium IIIでも可能であるが、HD画像などを扱う場合には、動作周波数3.0GHz以上のCPUが必要となる。HDDはインストール用に850MBが必要。

インストールは、ほとんど自動で行われる。B's Recorder GOLD10のインストーラが起動したら(図1)、[今すぐ開始]をクリックする。

図1 B's Recorder GOLD10のインストーラ

あとは自動的にインストールが行われる。

図2 インストール中

複数のアプリケーションがインストールされる。次に、アップデートセットアップウィザードが起動する(図3)

図3 アップデートセットアップウィザード

ライセンス条項の確認などとともに適切に対応する。そして、再起動となる。再起動後、virtualFOLiO(仮想CD/DVDドライバ)のインストールとなる(図4)。

図4 virtualFOLiO

注意にあるように、Windowsからの警告が表示されるが、インストールを選択する。以上で、インストールが完了である。ユーザ登録なども適宜、すませておこう。さらにアップデートなどが行われることもある。

B's Recorder GOLD10の起動

では、早速B's Recorder GOLD10を起動してみよう。デスクトップに置かれたB's Recorder GOLD10のショートカットをクリックする。初回は、図5のようにスタートアップ画面となる。

図5 スタートアップ画面

ここでは、スタートパネル、B's Recorder GOLD10の起動、タスゲートの起動を選択できる。それぞれのメニューの意味は、マウスカーソルをかざすと右側に表示される。どのメニュー選んでも、図6のようにその選択をデフォルトとするかの確認が表示される。

図6 デフォルトで起動するアプリケーションの設定確認

シンプルなランチャーで使いたい機能を簡単に起動できるのがB's Recorder GOLD10の新機能、スタートパネルである(図7)。

図7 スタートパネル

タスゲートはオリジナルのランチャーを設定できる(図8)。

図8 タスゲート

好みにもよるだろうが、あまり操作に詳しくないという方は、スタートパネルがお奨めであろう。また、直接B's Recorder GOLD10を起動することも可能である。B's Recorder GOLD10を起動すると、図9の補助メニューが表示される。

図9 補助メニュー

B's Recorder GOLD10の機能をウィザード形式で利用することができる。初心者も補助メニューで簡単に、操作を行うことができるおなじみのメニューである。直接、B's Recorder GOLD10を操作するには、[閉じる]をクリックする。補助メニューが不要ならば[次回の起動時にも表示]にチェックを外す。補助メニューは、B's Recorder GOLD10の[ファイル]メニューからいつでも表示させることもできる。B's Recorder GOLD10の本体は、図10のようになる。

図10 B's Recorder GOLD10

筆者の知る限り、かなり古いバージョンからほとんど画面構成が変わっていない。補助メニューからの操作も簡単であるが、B's Recorder GOLD10本体の操作も非常に直感的であり馴染み深い。以下では、B's Recorder GOLD10の新機能を紹介していこう。