日本通信は6日、モバイル・キャリア向けにMCNE(Mobile Carrier Network Enabler)事業を開始すると発表した。第1弾として、地域WiMAX事業者向けにクラウド型の共用CSNサービスを提供する。

MCNE事業は、モバイル・キャリア(携帯/無線設備事業者)に、同社の認証・課金システムを提供するというもの。今回第1弾として、地域WiMAX事業者向けにクラウド型の共用CSNサービスを提供する。地域WiMAX事業者は、同サービスを利用することで、基地局システムを自社構築しながら、認証・課金システムをアウトソースすることが可能になり、相互認証や新サービス開発などを容易に進めることができるという。

またMCNE事業の第2弾として、同社の日本市場向けサービスを米国のモバイル・キャリアに提供するとしている。同社はすでに米国のモバイル・キャリアとの間で、認証・課金システムの提供を協議しており、試験用システムの提供をまもなく開始する予定。