dynabook SS RX2/W7KWは軽さと薄さだけではなく、搭載されているハードウェアについても注目部分が多い。今回レビューで使用したモデルはSSDモデルのためHDDは搭載しておらず、当然だがそのおかけで動作中のアクセス音がまったくない。PCを長い時間使用したり、重い処理を行なうと排熱ファンの音がうっすらと聞こえるようになる程度だ。ちなみに本製品のSSDは、従来型のSSD(RX2/T9Jに搭載)と比べ、読み出し速度を約2.3倍、書き込み速度を約4.5倍に高速化されている。
また今回のdynabook SS RX2/W7KWのように、UQコミュニケーションズのネットワークを利用した、高速モバイルデータ通信WiMAX通信モジュールを搭載したモデルも用意されているので、Wi-Fiポイントがない場所でのネット使用も可能になるなど、用途に合わせたモデルが選択できるのもポイントだ。
無線LANに関しては、IEEE802.11nに対応することにより無線でも高速なデータ通信が可能。また10/100/1000BASE-T対応の有線LANポートも装備しているため、会社などでは有線で使用し、外出先では無線LANを、さらに無線LAN環境がない場所ではWiMAXを利用するといった3つのネットインフラの使いわけができる。
本体右側には光学ドライブ、有線LANポート、無線LANのオンオフスイッチ、USB端子、PC Card(TYPE II、CardBus対応)が用意されている。無線LAN機能をオフにするとバッテリの減りを抑えられるので、アナログスイッチがあるのはかなり便利 |
本体左側には電源ポート、ミニD-sub15ピン、USB 2.0×2個(うちひとつはeSATAと共用)、マイク端子、ヘッドホン端子、アナログボリュームスイッチが用意されている。eSATA、USB 2.0の共用ポートは、PC本体の電源がオフの状態でも通電している。この機能の有効、無効の設定は、「東芝USBスリープアンドチャージユーティリティ」で簡単に切り替えられる |