端末バリエーションと新サービスの足並みが揃ったドコモ
ドコモは、「VERSION UP!ひとりひとりのあなたへ。」をキャッチフレーズに、STLYE、PRIME、SMART、PROの4シリーズ計20機種を発表した。ハイエンドからローエンドまで幅広く、女性向けのコラボ端末も充実し、全方位をカバーするラインナップとなっている。
ハイエンド端末が多いPRIMEシリーズの中で特に注目を集めていたのが、PRIMEシリーズの「F-04B」。ディスプレイとキーを切り離せるセパレートスタイルが特徴で、昨年のCEATECなどに展示されていたコンセプトモデルを具現化した1台だ。キー部分はスライドし、上がQWERTYキー、下が10キーになっており、入力スタイルを切り替えられる。画面はタッチパネルで、切り離してこちらだけを持ち運ぶことが可能。キー部分に別売のプロジェクターユニットを装着することもできる。同じPRIMEシリーズでは、質感が非常に高い「SH-01B」も、夏モデルの「SH-06A」にヒット端末になりそうだ。また、「N-02B」にはオペレーターパックを採用。これは、ドコモがキャリア仕様の部分を共通開発し、コスト削減を狙ったもので、わずかながらUIが変わっている。同端末は冬春モデルで唯一「ホームU」に対応した点にも注目したい。
STYLEシリーズは、コラボ端末が目を引く。「SH-05B」「SH-04B」や、「F-02B」「N-01B」の一部カラーがコラボモデルで、特に女性に向けた機種が多い。雑誌「Seventeen」と協力しピンクだけを3色集めたSH-05Bや、背面パネルがチョコレートの形をしたSH-04Bは、インパクトも絶大だ。ほかにも内蔵コンテンツをコラボした端末が多く、STLYEシリーズが名実共に"スタイルで売っていくシリーズ"になりつつあることを感じさせた。N-01Bや「P-02B」はスペックもPRIMEシリーズに見劣りせず、カラーによっては男性ユーザーにも受け入れられそうだ。なお、PRIMEシリーズ同様、STYLEシリーズでもN-01BとP-02Bの2機種が、オペレーターパックを採用しており、プラットフォーム的にも着実な進化を遂げている。
ただ、機種数やバリエーションを見ると、SMARTシリーズやPROシリーズが少々寂しい。4シリーズ展開とはいえ、売れ筋の大半がSTYLEとPRIMEであることを考えると当たり前の結果ともいえるが、4つのシリーズ展開に必然性があるのか疑問も残る。
これらの新端末と、サービスをしっかり連動させているのもドコモの強みだ。冬春商戦でも、「オートGPS」や「ケータイデータお預かりサービス」「ブルーレイディスクレコーダー連携」などを投入する。中でもオートGPSは「iコンシェル」の進化に一役買っており、対応端末を利用すれば居場所にあわせた決め細やかなフォローを受けられるようになる。これまで「電車の遅延情報ばかりが送られてくる」と揶揄されていた「ひつじのしつじくん」の汚名も、しっかり返上できるだろう。注意したいのは対応端末。以前のように「90Xシリーズなら一斉にこのサービスが使える」といったことがなくなり、冬春商戦でも、新サービスに対応する機種はPRIMEシリーズとSTYLEシリーズの一部が中心だ。購入にあたっては、サービスの対応表を十分確認しておきたい。
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