Windows 7とIAデバイス

基調講演後半は、コンティナムを実現するための具体的な取り組みが示された。

まずWindows 7とIAデバイスの組み合わせだ。3年前にハイエンドだったPentium 4搭載PC+Windows XPと、Westmere世代のArrandale搭載ノートPC+Windows 7でWinZipの処理速度を比較。暗号/複合を高速化する新命令に加えて、Windows 7のスレッドスケジューラがHyperThreadingを備えたデュアルコアというArrandaleの特徴を引き出し、Pentium 4システムが複合作業に入ったときにArrandale搭載機の作業は半ばを過ぎていた。

エンタープライズ・ユーザーを想定したArrandale搭載ノートPCのWinZipデモ

続いてコンシューマの利用環境として、Windows 7で動作するAtom搭載の小型ネットデバイス、Netbook、Arrandale搭載ノートPCで動画や画像を作成。Windows 7 Ultimate搭載デスクトップ機で、撮影した写真やビデオからWindows Movie Makerを使ってオリジナル・ビデオを生成した。作業時間は20秒程度。「このスピードはWestmereだね」と言うOtellini氏に、「いえ、これは次々世代のシリコンになるSandy Bridgeです」とデモを行ったArt氏。さらにWindows 7のPlay To機能を使って、ビデオをホームネットワーク内のSodavilleベースのセットトップボックスに転送して見せた。

Windows 7 Home Basicで動作するUMIDのAtom搭載の小型ネットデバイスでビデオを撮影

Windows 7 StarterのNetbookとWindows 7 Home PremiumのArrandale搭載ノートPCで、Windows 7のPhoto Galleryを使ってパノラマ画像を作成。ArrandaleのTurbo効果が顕著

Sandy Bridge搭載デスクトップでオリジナルビデオを作成

IAハンドヘルドだから可能な機能(1)「Netflixの"Watch Instantly"」

IAハンドヘルドだから可能な機能(2)「Windows Live Messengerによるビデオ会議」