ライカカメラジャパンは、デジタル一眼レフカメラ「ライカS2」を2009年10月以降に発売すると発表した。価格は未定。なお、修理期間中の代替品無償貸与および初回のみの無料メンテナンスサービスなどを受けられる「ライカS2-P」をラインナップした。

45×30mmの撮像素子を採用したデジタル一眼レフカメラ「ライカS2」

ライカS2は、「Sシステム」専用にコダックが開発した撮像素子を採用したデジタル中判カメラ。有効3,750万画素のCCDを搭載し、この撮像素子のサイズは45×30mmと、35mm判カメラより約60%ちかく大きい。なお、ローパスフィルターは搭載されておらず、カメラ内の信号処理によりモアレを検知、除去/抑制する。

背面の液晶モニターは、3.0型(46万画素)のTFTパネルを採用。ライカS2-Pでは、カバーガラスに高耐摩耗性・耐傷性に優れたサファイアガラスを採用している。

「S2-P」では、カバーガラスにサファイアガラスを採用した

ファインダーには、ハイアイポイント・ペンタプリズム・ファインダーを採用。ファインダー倍率は、0.86倍(ファインダー視野率は96%)となる。フォーカシングスクリーンには、「十字線付きマット」タイプが付属する。

シャッターユニットには、シャッタースピードが32~1/4000秒、フラッシュ同調速度が1/125秒となるボディ一体型のメタル製フォーカルプレーンシャッターを採用。将来的に、カメラのメインスイッチで作動可能な内蔵型のリーフシャッターを使用できる予定で、最短1/500秒のシャッタースピードでフラッシュユニットを使用できるようになるという。なお、搭載された画像処理エンジン「MAESTRO」により、秒間1.5コマの連写が可能となった。

インタフェースには、USB端子やHDMI端子を採用しており、付属品として、USBケーブルを同梱。HDMIケーブルは付属しないが、HDMI端子を経由してモニターやテレビ、プロジェクターに直接映像を出力することができる。

ISO感度は80~1250。記録方式はRAW(DNG形式/約75MB)、JPEG(ベーシック/ファイン)。記録メディアはコンパクトフラッシュカードとSDHC/SDカードの3種類に対応する。

また、ライカS2に対応するSマウント用交換レンズも発表された。今回発表されたレンズは、「ライカ ズマリットS f2.5/35mm ASPH.(CS)」「ライカ ズマリットS f2.5/70mm ASPH.(CS)」「ライカ アポマクロズマリットS f2.5/120mm (CS)」「ライカ アポテレエルマーS f3.5/180mm (CS)」の4本。主な仕様は以下のとおり。

ライカ ズマリットS f2.5/35mm ASPH.(CS)

レンズ構成:11枚9群(非球面レンズ2枚)
光学設計:後群フォーカス式
画角(対角、水平、垂直):約75°、65°、46°、35mm判換算で28mm相当
絞り範囲:2.5~22
最短撮影距離:0.55m
最大画像比:1:11
フィルター径:82mm
寸法(直径/長さ):88mm/122mm
重量:930g(CS:1080g)

ライカ ズマリットS f2.5/70mm ASPH.(CS)

レンズ構成:8枚6群(非球面レンズ1枚)+保護フィルター1枚
光学設計:フローティング機構(焦点合わせのときに、光学系の相対位置が変化)
画角(対角、水平、垂直):約42°、35.5°、24°、35mm判換算で56mm相当
絞り範囲:2.5~22
最短撮影距離:0.5m
最大画像比:1:4.7
フィルター径:82mm
寸法(直径/長さ):90mm/93mm
重量:740g(CS:890g)

ライカ アポマクロズマリットS f2.5/120mm(CS)

レンズ構成:9枚7群
光学設計:フローティング機構式(焦点合わせのときに、光学系の相対位置が変化)
画角(対角、水平、垂直):約25°、21°、14°、35mm判換算で96mm相当
絞り範囲:2.5~22
最短撮影距離:0.57m
最大画像比:1:2
フィルター径:72mm
寸法(直径/長さ):91mm/128mm
重量:1,135g(CS:1,285g)

ライカ アポテレエルマーS f3.5/180mm (CS)

レンズ構成:9枚7群
光学設計:内焦式
画角(対角、水平、垂直):約17°、14°、9.5°、35mm判換算で144mm相当
絞り範囲:3.5~32
最短撮影距離:1.5m
最大画像比:1:7
フィルター径:72mm
寸法(直径/長さ):88mm/151mm
重量:1,150g(CS:1,300g)