デモ機に搭載されていたDirectX 11世代の新Radeonは背面からの撮影が禁止されていたが、2スロット分のブラケットが配された、いかにも上位モデルらしいカードが見て取れた。2スロットブラケット部の片側には2つのDVIコネクタ、もう片側にはディスプレイポートコネクタ、HDMIコネクタの実装を確認。関係者によれば全てのコネクタを同時利用することは出来ないらしいが、うち2コネクタだけしか利用できない……というわけでもないとのこと。つまりは3画面出力に対応していると言うことなのだろうか? そのあたりの詳細仕様は不明だ。
土居氏は「詳細は近日中に発表いたします」と述べ、正式発表が近いことをほのめかしていた。なお、製造プロセスは40nmになる見込みであることは述べられている。
またプレゼンテーションの最後には2010年の早い時期にノートPC向けのDirectX 11世代GPUが早々と投入されることも予告された。
2009年初頭時には「DirectX 11世代GPUはWindows 7には間に合わない」という説もささやかれるほどであったが、この様子では普通に間に合ってきそうな雰囲気となってきた。
(トライゼット西川善司)