「W2363V」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、オンラインRPG「The Tower of AION」推奨ディスプレイとして、フルHD(1,920×1,080)表示対応23型ワイド液晶ディスプレイ「W2363V」を発表した。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は30,000円台前半。9月下旬から出荷開始となっている。

W2363Vは、同社がゲーム専用モニターとして初めて導入するモデルで、映像と音声の遅延を低減する「スルーモード」を採用。映像の入力から表示までのタイムラグを極限までカットし、音楽系やシューティングゲーム、格闘系のゲームプレイに要する高速なレスポンスに対応できるようにしている。部屋の明るさやコンテンツ自体の明暗を感知し、自動的にパネルの輝度を調整する「自動輝度」機能を搭載しており、目の負担を軽減できる。

また主画面端に小さく、外部入力された映像を副画面として表示するPIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能を搭載。主画面と副画面の変更は「SWAP」ボタンで、入力ソース切り替えは「SOURCE」ボタンで行える。また映画、ゲーム、音楽の3つのライトモードを採用。LEDライトがコンテンツの音声に合わせて光るため、音を視覚的に楽しめる。

サウンド機能としては、ステレオ入力に応じた3D効果と音の焦点を調整し、ダイナミックなバス音を提供するSRS TruSurround HD機能を搭載(ただしスピーカーは搭載していない)。また、入力コンテンツごとの音量の違いを調整する自動音量調節機能も利用できる。

画素ピッチは0.265mm、輝度300cd/m2、応答速度は2ミリ秒(GTG)となっている。コントラスト比70,000:1(1,000:1)を実現するDFC(デジタルファインコントラスト)機能を採用。視野角は水平170度/垂直160度。チルト角は上15度下5度、スウィーベルはなし。

本体サイズはW556×D206×H419mm、重量は5.2kg。インタフェースはHDMI×2、DVI-D(HDCP対応)、D-sub15ピン、ステレオミニジャック。