今回の試用機は、CPUがIntel Core 2 Quad Q9550S、メモリ4GB、HDDはRAID10構成、グラフィックはGeForce GT120、光学ドライブはブルーレイと価格的には200,000円を超える、ほぼ最高峰のスペックとなっていた。
使用して、まず驚かされるのが動作音の静かさ。さすがにまったくファンの音が聞こえない、というワケではないものの、起動直後からファンの回転数が制御されるため、ハイエンドPCとは思えない静音性だ。BTOで選べるCPUが、すべて低消費電力版となっているのもポイントだろう。
拡張性の高さも魅力的だ。5インチベイは2基、内蔵3.5インチベイは4基のほか、PCI Express X16、PCI Express X1、PCIスロットもそれぞれ搭載されている。今回の試用機では、グラフィックボードと4台のHDDの搭載で、かなりベイやスロットは埋まっているものの、背面の手回しネジを外すだけで内部にアクセスでき、将来的に拡張ボードの追加やパーツの換装がしやすいのは便利。最小限の構成で注文し、自分好みのパーツを追加していくのも楽しいだろう(他社製品の増設は自己責任となってしまうことには注意)。
このほか、BTOメニューではオプションパーツも充実している。Suicaの乗車履歴の表示やEdyのチャージなどが可能な「外付けFeliCaポート」、7種類のメディアに対応するカードスロット、USB接続のFDDドライブなども用意されている。