まず、注目したいのはやはりカスタマイズ性だ。NEC Directのカスタマイズページでは、CPUにCeleron、Core 2 Duo、Core 2 QuadとIntelのシングルコアからクアッドコアまでズラリと並び、メモリも2GBと4GBから選択が可能だ。圧巻なのはHDDで、320GBや1TBのほか、1TBが2台のRAID0またはRAID1、さらには1TBが4台のRAID10構成も用意されている。
RAID10は、2台のHDDに同じデータを書き込んで信頼性を高めるRAID1をデータを分散して書き込むことでパフォーマンスを向上させるRAID0でくくるというもの。4台で2台分(この場合は2TB)の容量しか使えないのが難点だが、高い性能と信頼性を両立できる。
グラフィックスには、チップセット内蔵のほか、NVIDIAの最新グラフィックカード「GeForce GT120」を用意している。ハイエンドとまではいかない性能だが、MMORPGなら十分に遊べるクラス。メーカー製PCが苦手とする3Dゲームが楽しめるPCに仕上げられるのは大きな魅力となっている。
また、ELSA製の「GLADIAC 796 GT SP 512MB(GeForce9600GT)」などNEC以外のグラフィックスカードも選べるようになっている。大手メーカーのPCで、他社のグラフィックスカードを組み合わせられるのは非常に珍しい。