Hewlett Packardが、ロングセラーを続けるプログラム電卓をiPhoneアプリ化、「HP 12C Financial Calculator」と「HP 15C Scientific Calculator」としてApp Storeで発売した。対応デバイスはiPhoneとiPod touch、動作環境はiPhone OS 2.2以降。価格は12Cが1,700円、15Cが3,500円。

四半世紀の時を超え売れ続ける金融電卓「12C」がiPhoneアプリで登場

復活を要望する声も多い「15C」、iPhoneなら今すぐ使える

HP 12Cは、1981年に発売されたプログラム電卓。入力方式には逆ポーランド記法(RPN)を採用、if構文やand/orなど論理演算子を用いたプログラム機能など高い実用性が好評を博し、現在でも製造・販売が継続されている。15Cは1982年に発売 (1989年生産終了)、12Cの上位機種として行列演算や複素数の計算がサポートされている。

iPhoneアプリとして復活した12Cと15Cは、実機と同じアルゴリズムおよび計算方法を再現。計算速度が向上したほか、iPhone OSの水平/垂直表示モードをサポートするなどの違いはあるものの、レイアウトや液晶など外観はまったく変わらないという。15Cについては、プログラミングモードで最大448行をサポートしている。