NASとして使用するため、「WZR-HP-G300NH」とHDDを接続した状態

高速無線LANを実感したところで、次は本機のもうひとつの大きな特長であるNASの機能を使ってみる。外付けHDDやUSBメモリーを、ルーター本体に接続してネットワークHDDとして利用できるのだ。ただし、フォーマット形式がFAT12/FAT16/FAT32/XFS以外では認識しないので、必要に応じてフォーマットをすることになる。ルーターの設定画面を起動して、「NAS」の項目を開くとディスク情報が確認できるので、形式が違っている場合はフォーマットする。

設定画面の「NAS」タブ→「Webアクセス」メニューから「buffalonas.comネーム」を登録する

認識できたらWindows Vistaの「ネットワーク」にHDDのアイコンが追加され、無線LAN回線を通してHDD内のファイルにアクセスできるようになる。保存されているデータは、ネットワークに接続した複数の端末から同時にアクセスできる。

また、「Webアクセス」機能を使えば、インターネットを通じてNASにアクセスできる。外出先のモバイルパソコンからでも、家にある大容量データの利用が可能になるのだ。旅行やイベントの写真・ビデオなどを保存して、家族や知人とのファイル共有の場として使ってもよいだろう。

使い方は、ルーターの設定画面で「Webアクセス」機能を使用する設定にし、「buffalonas.comネーム」を登録する。次に、ブラウザーで「buffalonas.com」のログイン画面を開き、登録した「buffalonas.comネーム」を入力してログインすればよい。

出先からNASにつなぐには、「バッファローWeb Access」を利用する

インターネット経由でルーターにつなげたNASにアクセスした状態。自宅に置いてきてしまったデータでも、すばやく取り出せる