日本ビクターは、記録メディアにSDHCカード(Class6)を使用する業務用HDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HM700」を6月下旬に発売すると発表した。価格はオープン(*小売店への卸価格は100万円前後)で、バッテリーは別売となる。

「GY-HM700」

同製品は、業務用ノンリニア編集システムで広く普及しているQuickTime(for Final Cut Pro)ファイルフォーマットに対応し、別売のSxSメモリーカードレコーダー「KA-MR100G」を装着すれば、MP4ファイルフォーマットでの記録も可能。映像データはダイレクトにメモリーカードへ記録することができ、コーデック変換やファイルのラッピング変換による画質劣化も発生しないという。2つのカードスロットが用意されており、カード2枚への連続記録も行えるとのこと。記録モードは、高画質のHQモード(35Mbps)と、互換性が高く容量もセーブできるSPモード(19Mbps/25Mbps)を搭載。

撮影素子には1/3型プログレッシブ3CCDを使用。新開発の「3空間画素ずらし」を導入することで、縦横方向だけでなく斜め方向の解像度も向上したという。レンズは、キヤノン製14倍HDズームレンズが標準で付属するほか、撮影シーンに適したレンズへの交換も可能とのこと。その他、マイクやビューファインダーなども付属する。本体サイズは、231(W)×242.3(H)×514(D)mm。質量は約3.6kg。