その他の機能はW700上位モデルと同等

W700dsはデュアルディスプレイ以外にもW700ゆずりの豊富なインタフェース、そして機能も満載だ。キーボード面は、10キーを加えたフルキー仕様で、キーボードの手前にはタッチパッドのウルトラナビと、その右にカラーキャリブレータ、デジタイザ、指紋認証センサを装備している。ディスプレイ出力端子も豊富であり、DVI端子、D-Sub15ピン端子およびDiaplayPortを背面に装備。外部ディスプレイ利用時にはサブディスプレイは仕様不可となるので注意が必要だが、出先でもデュアルディスプレイというところがW700dsのポイントだろう。カードスロットも豊富で前面にSDカードスロット、左側面に2基のExpressCardスロットを備え、デジタルカメラからの画像取り込みなどでこのスロットの多さが活用できる。

サブディスプレイのある右側面。右側面にはUSB 2.0×3、モデム、デジタイザ(収納式)、光学ドライブを搭載

左側面にはExpressCard 54スロットおよび34スロット、USB 2.0×2、IEEE1394端子を備える

背面にはDisplayPort、D-Sub15ピンアナログ出力、DVI-D端子、ACアダプタ用ジャックを備える。なお、排気スリットは左右および背面2つとさすがに多め

前面には左に無線LANオン/オフスイッチ、右に開閉用のラッチと7-in-1カードスロット(SD/SDHC/MMC/MS/MSPRO/xD)、そしてオーディオ入出力

キーボードは10キー付きで、上側にはThinkVantageボタンを装備。パームレスト部にはカラーキャリブレータ、デジタイザ、指紋認証センサーを備える。大きなキーを搭載しても余裕なきょう体サイズから、タイピング感は良好

ThinkPadではおなじみの液晶上部のキーボードライト。キーボード部分もかなり広大なW700dsだけに、左右に2つ用意されている

内部スペックは、CPUがクアッドコアのIntel Core 2 Quad T9400(2.53GHz)、メモリはPC3-8500メモリ4GBモジュールを1枚(2枚で最大8GBまで対応)、HDDは160GBの7,200rpmドライブ2基でRAIDも構成できる。そして注目すべきはグラフィック機能。チップセットはIntel PM45 Expressを採用し、外部GPUとしてNVIDIA Quadro FX 3700M(1GB)を搭載している。Quadro 3700Mは現在NVIDIA製品で最強のパフォーマンスを持つモバイルワークステーション向けGPUであるとともに、CADやDCCなどの各種ワークステーション向けアプリケーションの動作確認がとれている点でコンシューマ向けGPUと異なる。

CPUはクアッドコアの「Core 2 Quad T9400」を搭載

GPUはNVIDIAのQuadro FX 3700Mを搭載。VRAMは1GB