GmailやGoogle DocsといったWebアプリケーションは、外出先などのあらゆる場所で、どんなPCからでも利用できる点が便利である。しかし、使い慣れたメーラーやオフィススイートがある場合には、Webアプリケーションへの移行に抵抗を感じることもあるだろう。そんな時に有効かもしれないのが、USBメモリで様々なソフトを持ち運ぶことができる「PortableApps」である。

「PortableApps」はオープンソースで開発されているソフトウェアで、プラットフォームとなる「PortableApps」のほか、Webブラウザやメーラー、オフィススイートなど様々な「PortableApps」用のソフトが提供されている。「PortableApps」を使えば、普段使っているソフトをUSBメモリで持ち運んで、いつもの環境で利用することが可能だ。

注意:本稿では、ソフトウェアのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。

PortableAppsをインストール

「PortableApps」のインストールの前に、USBメモリをフォーマットしておこう。「マイコンピュータ」でUSBメモリを右クリックし、コンテキストメニューから[フォーマット]を選択する。表示されるダイアログにおいて、「ファイルシステム」で「FAT32」を選択し、[開始]ボタンをクリックする(図1)。

図1 ファイルシステムを「FAT32」に指定し、[開始]ボタンをクリックしてUSBメモリをフォーマットする

図2のような警告のダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリックして、フォーマットを行う。

図2 [OK]ボタンをクリックして、フォーマットを続行しよう

それでは次に、「PortableApps」をインストールしよう。「SourceForge.JP」のWebサイトより、「PortableApps」のプラットフォームと幾つかのソフトがセットになっている「PortableApps.com Suite」の最新版「PortableApps.com_Suite_Setup_1.1.exe」をクリックする(図3)。

図3 「PortableApps.com_Suite_Setup_1.1.exe」をクリックしてダウンロードする

デスクトップなど適当な保存先を指定してファイルをダウンロードし、そのファイルをダブルクリックして実行しよう(図4)。

図4 ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックしよう

ここで、図5のようなセキュリティの警告が表示されたら、[実行]ボタンをクリックする。

図5 セキュリティの警告が表示されたら、[実行]ボタンをクリックする

「PortableApps」のインストールウィザードが表示されるので、[Next]ボタンをクリックしよう(図6)。

図6 インストールウィザードが表示されるので、[Next]ボタンをクリックする

次に、ライセンス契約書の画面が表示されるので、「I accept the term in the License Agreement」にチェックを入れ、[Next]ボタンをクリックする(図7)。

図7 「I accept the term in the License Agreement」にチェックを入れ、[Next]ボタンをクリックしよう

続いて、図8のようなインストール先の設定画面が表示される。[Browse]ボタンをクリックして表示される[フォルダの参照]ダイアログで、インストールするUSBメモリを選択し、[OK]ボタンをクリックしよう(図9)。

図8 インストール先の設定画面になるので、[Browse]ボタンをクリックする

図9 インストールするUSBメモリを選択し、[OK]ボタンをクリックする

最後に[Install]ボタンをクリックして、インストールを開始する(図10)。

図10 [Install]ボタンをクリックして、インストールを開始しよう

インストールが完了したら、[Finish]ボタンをクリックする(図11)。

図11 [Finish]ボタンをクリックする。「Launch PortableApps.com Platform」にチェックを入れておけば、直後に「PortableApps」が起動する