東芝は21日、「置けちゃうスリム」シリーズの冷凍冷蔵庫「GR-A38N」「GR-A34N」を発表した。発売は3月1日を予定しており、価格はオープン。

必要十分な機能が盛り込まれたスタンダードなミドルクラスの3ドア冷凍冷蔵庫「GR-A38N」。91Lのビッグサイズな冷凍室が最大の特徴

近年、冷凍冷蔵庫の人気モデルは、400L以上のクラスにシフトしている。しかし、設置スペースに制限があったり、そこまでのサイズが必要ないというケースも少なくはない。GR-A38N/34Nは、そういった、コンパクトサイズが必要な人向けの3ドア冷凍冷蔵庫。サイズは、幅60cm×奥行き66.1cm、高さは庫内容量375LのGR-A38Nで173.4cm、庫内容量329LのGR-A34Nで160.8cmとなっている。

コンパクトではあるが、このクラスの3ドア冷凍冷蔵庫としては最大の91Lの冷凍室を装備(3ドアモデル以外では、シャープが昨年10月に発売した庫内容量380Lの5ドア冷凍冷蔵庫「SJ-KW38R」が、90Lと26Lの2つの冷凍室を持ち最大)。冷凍室内の高さも約26cmとなっており、高さのある食品も保存可能だ。また、冷蔵室のドアポケットには4本、野菜室には2本、2Lのペットボトルを収納可能など、収納能力は高い。冷蔵室の容量は、GR-A38Nが200L、GR-A34Nが164L。野菜室はどちらも84Lとなっている。

大容量タイプに比べると、機能面では省かれている部分もあるが、それでも、野菜室は、野菜の鮮度を長期間キープする高湿度タイプを採用。また、冷凍室には-40°Cの冷気で、鮮度を逃さずに食品を冷凍する「一気冷凍」や霜取り中の庫内温度の上昇を抑えるために、いったん温度を下げる「プレクールシステム」などの機能が装備されている。

自動製氷機能「かってに氷」は、室温20°Cの状態ならば、1時間で1回の製氷が可能な「一気製氷」。また、浄水フィルターが装備されるほか、給水タンクと製氷皿にAg抗菌加工が施されており、清潔性も高い。給水経路は取り外して洗浄可能だ。