マインドマップの主なルール

説明を読むよりも実物を見たほうが理解が早い。ということで、ブザン氏公認インストラクターの近田美季子氏にサンプルのマインドマップを作成してもらった。以下に示すのは、一日のスケジュールをまとめたマインドマップである。

ブザン氏公認インストラクターの近田美季子氏に作成してもらった、一日のスケジュールをまとめたサンプル

前ページの説明と異なるのは、まず中央に全体を象徴する絵があること。これは、「セントラルイメージ」と呼ばれるもので、理由は後述するが、とにかく絵(イメージ)であることが重要だ。

また、セントラルイメージは、3色以上使って描くようにする。ちなみに、絵については、「上手い下手は問題ではなく、何を描くかも自由。テーマやトピックが反映されていればOK」(近田氏)だ。

加えて、セントラルイメージから広がる放射線も、直線ではなく、有機的な線で描いていく。この線は「ブランチ」と呼ばれ、中心に近いものほど太く描く必要がある。さらに、各ブランチの長さを、キーワードやイメージがちょうど乗るくらいにしておくことも大きなポイントだ。

キーワードについても、ブランチと同様、中心に近いものほど大きく太く書く。なお、中心から出る1つ目のブランチの上に置くキーワードは、「BOI(Basic Ordering Ideas: 基本アイデア)」という名前が付いている。

このほかにも、「極力多くの絵を入れる」「色をたくさん使う」「文字は読みやすく」など、細かいルールがいくつかあるが、主なものは上記のとおりである。

では、このルールにどういった意味があるのか。続いてはそちらに言及しよう。