伊藤技術研究所の「全加算器物理モデル」は、コンピュータ上の足し算を視覚化してくれる装置。2進数の1/0をボールの有無で表現しているものだが、足し算のプロセスを、マイコンなどは一切使わずに実現しているところが面白い。ちなみに製作には3カ月かかったそうだ。

右の装置のドラム上の突起が足し算のプログラム。これでソレノイドを動かす

動画 - 「全加算器物理モデル」
10(左)+7(右)の計算。下から2段目に計算結果が出る(どちらも2進数で表現)

レゴマインドストームベースの自動スキャナ装置 - 花夢電科雑多猫

一方、レゴマインドストームの車輪部分を使って、自動スキャナ装置を作ったのが花夢電科雑多猫。プリンタで紙を送り出す→スキャナで読み取り→レゴのタイヤで排紙、ということを繰り返す装置で、すでにプリンタやスキャナを持っている人であれば、安くドキュメントスキャナを実現できるというのがポイントだ。マウスの操作もフリーソフトで自動化されている。

動画 - 「マインドストームベースの自動スキャナ装置」
プリンタは給紙のためだけに利用。スタート以外は全て自動化されている

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