セキュリティ対策が中心の「Safari 3.2」

Appleは13日 (米国時間)、Webブラウザ「Safari 3.2」をリリースした。動作環境はMac OS X Tiger (10.4.11以降) とLeopard (10.5.5以降)、およびWindows XP / Vista。同社Webサイトでは、プラットフォーム別に3種のバイナリパッケージが公開されているほか、ソフトウェアアップデート経由での配布も開始されている。

*Safari 3.2 for Leopard

*Safari 3.2 for Tiger

*Safari 3.2 for Windows

Safari 3.2は、安全性対策が中心のセキュリティリリースという位置付け。最新のセキュリティアップデートを収録、libxsltやlibTiffなどオープンソースのライブラリやWebKitに確認された脆弱性を含む総数11件 (うちMac OS X版は4件、Windows版は11件) の修正が行われている。フィッシング詐欺サイト対策関連の修正も含まれていることから、AppleはすべてのSafariユーザに対し早急なアップデートを呼び掛けている。

機能面での大きな変更はなく、JavaScriptベンチマーク「SunSpider」の値も前バージョン並であることから、WebKitプロジェクトで開発が進む新設計のJavaScriptエンジン「SquirrelFish Extreme」は採用されていないと推定される。