千葉市・幕張メッセにて9日、コンピュータエンタテインメントの総合展示会「東京ゲームショウ2008」が行われた。会場には14の国と地域から209団体が出展し、過去最多の879タイトルが並んだ。今回の東京ゲームショウは昨年と同じくビジネスデイ2日間、一般公開日2日間という日程で行われ、総入場者数は194,288人と前回の193,040人をわずかながら上回った。

内訳はビジネスデイの来場者が51,483人(前回62,173人)、一般公開日の来場者が142,805人(130,867人)となっており、ビジネスデイの来場者が微減となったものの、一般公開日の入場者数がそれ以上に増加したことで、前回以上の盛況となった。

昨年の702タイトルを大幅に超える879タイトルが出揃った今年の東京ゲームショウ。会場前ではシマンテックの巨大なノートンファイターがお出迎え?

今回の会場ではハードに関する発表が控えめなこともあり、ソフト本位の東京ゲームショウになったという印象。プレイステーション 2、プレイステーション・ポータブル、ニンテンドーDSのほか、プレイステーション 3、Xbox 360、Wiiといった次世代機と呼ばれたハードが登場してすでに2年~4年が経過してきたことで、各メーカー内に蓄積されてきたノウハウが、会場では様々なソフトとなって花開いていた。

また複数のハードで発売される、いわゆるマルチプラットホームの作品も顕著に存在感を増してきており、とくにプレイステーション 3とXbox 360の両ハードでリリースされる大作ソフトが両陣営において大々的にアピールされていたのも印象深い。

記事では主要メーカーの新作を中心に紹介していく。ちなみにゲーム名のあとのカッコ内には、対応するハード名を表記した。

ソニー・コンピュータエンタテインメント

ソニー・コンピュータエンタテインメントブース

HDDの容量が80GBとなり、DUALSHOC K3も同梱するなど、実質値下げとなったプレイステーション 3。10月30日に39,980円で発売

新パッケージには期間限定で『グランツーリスモ5プロローグ Spec III』も付属

『リトルビッグプラネット』とDUALSHOCK 3×2を同梱した「PLAYSTATION3 リトルビッグプラネット ドリームボックス」。こちらも10月30日に発売。価格は44,980円

発売直前の新型プレイステーション・ポータブル(PSP-3000)。PLAYSTATION NETWORKで配信中のオリジナルアニメ『亡念のザムド』も鮮明な画像で視聴可能

ブースのメインを飾った『リトルビッグプラネット』(プレイステーション 3)。木材やフェルトといった素材感を活かしたステージ作成が最大のウリ

ソニー・コンピュータエンタテインメントと言えばやはりこのタイトル、『グランツーリスモ5プロローグ Spec III』(プレイステーション 3)

クローズドベータテスト中の3Dコミュニティサービス「PlayStation Home」(プレイステーション 3)。Home内にも期間限定で東京ゲームショウのブースを再現

独自タイトルが充実してきたPSP。『パタポン2 ドンチャカ♪』『LocoRoco2』『勇者のくせになまいきだor2』(全てプレイステーション・ポータブル)といった続編が並ぶ

『RESISTANCE2』(プレイステーション 3)、『KILLZONE2』(プレイステーション 3)といった大人向けのタイトルは専用ブースで試遊が可能

マイクロソフト

ソフトの充実ぶりが目立ったXbox 360ブース。基調講演でもバンダイナムコゲームスの『鉄拳6』がXbox 360でも登場することが発表された

スクウェア・エニックスの『スターオーシャン4』(Xbox 360)。Xbox 360に続々と投入される国産RPGを象徴する1本

同じくスクウェア・エニックスの『ラストレムナント』(プレイステーション 3・Xbox 360)。隣がスクウェア・エニックスブースということもあり、Xbox 360との親和性の高さをうかがわせた?

オンライン機能にかけては一日の長があるXbox 360。こちらはダウンロード販売が行われる『R・TYPE Dimensions』(Xbox 360)