カシオが発売したICカード認証セキュリティソフト「SECUREGATE CD PCディフェンス」(以下、PCディフェンス)は、Windowsログオン時やスクリーンロック解除時にパスワード認証の代わりICカード認証を行うことで、パソコンの不正利用や盗み見などを防止できる。社内や組織においては特に、PCのログオン/ログオフが重要だ。

一台のPC端末が情報流出やユーザーの労務管理の舞台になってしまう昨今、言うまでも無い事実である。しかし、Webの閲覧やPC自体のログなどを採って、万全の管理体制を期したつもりであっても、その「PC自体」と「個人」を接合する仕組みが無いと不十分である。ログオン/ログオフという家庭のPCでも使う簡単なパスワード認証システムでは、悪意のある不正行為によって簡単に破られる。

親密な同僚であれば、あいつのパスワードは多分これだな?そんな推測も大いに成り立ってしまうだろう。また、どれだけうるさく上司に言われても、どうしても普段自宅でも何気に使うログオン/ログオフのシステムでは、「うっかり忘れ」も予測される。「PCディフェンス」では、PCを使っている間は必ずICカードを端末に繋げておく必要がある。ログオン/ログオフという何気ないセキュリティシステムに一層のセキュリティ上の「重し」を付けてくれるわけである。

「SECUREGATE CD PCディフェンス」

希望小売価格は19,800円。対応OSはWindows 2000 Professional/XP/Vista/Server 2003/Server 2008。
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(注)正式名称は「SECUREGATE CD PCディフェンス」。CDはCard Deviceの略
(注)Windows XP Homeでは機能制限がある
(注)ICカードとICカードリーダは別売