画面ロック/解除認証

オフィスのデスクから離れる時にICカードをICカードリーダーから外すという簡単な動作だけで、PCの画面をロックすることができる。画面は「壁紙ありのログイン画」になり、ロックを解除するまでは操作を受け付けなくなる。ログオフとは違って画面ロック中もプログラムは終了していない。ロックを解除するには再びICカードをICカードリーダに乗せるだけだ。

ログイン時の認証方法はICカード以外に指紋という選択肢もあるが、こちらの機能はユニークだ。ICカードリーダ上のICカードを手に取れば、即「パスワードによる保護」付きのスクリーンセーバを起動できるようなものだ。ちなみにPCディフェンスインストール後は「パスワードによる保護」付きのスクリーンセーバの方を解除するのにも、ICカード認証が必要になる。

Windows 2000 Professional/XP/Server 2003の場合の画面ロック

Windows Vista/Server 2008の場合の画面ロック

強いていえばノートPC内蔵のFelicaポート(大抵キーボードの手前、トラックパッドの横にある)ではここに難点がある。ICカードをポートに置いたままではキーボードを操作しずらいし、カードがポートからはずれたら不意に画面ロックがかかってしまうからだ。ただし、画面ロック機能はオン/オフできるので、画面ロック機能をオフにしてログイン認証のみにFelicaポートを用いるなら問題ない。ログイン認証後はICカードをポートからはずしてもかまわないので、キーボード操作の邪魔にはならない。とは言え、企業内や業務で用いるPCの場合、リーダーを使ったシステムの方が効果的であるのは言うまでもない。

画面ロック機能のオン/オフは「画面ロック/解除設定」タブではなく「ICカード運用」タブで設定する