ヤマハは4日、シアター環境用のセンタースピーカー「NS-C700」、サラウンドスピーカー「NS-B700」、サブウーファー「NS-SW700」を発表した。発売はすべて9月下旬で、1台の価格は、NS-C700が4万950円、NS-B700が2万8,350円。NS-SW700は、ブラウンパーチとピアノブラックの2色が用意されており、それぞれ7万4,550円、8万850円。

NS-F700と組み合わせてハイクォリティなマルチチャンネル再生環境を構築できる「NS-C700」「NS-B700」「NS-F700」「NS-SW700」

NS-C700/B700/SW700は、8月28日に発表されたフロア型スピーカー「NS-F700」をコアにした、シアター環境を構築するためのスピーカー。

NS-C700/B700ともに、NS-F700同様、Soavo-1で使用されている「曲げ練り」技法によってラウンドした天面を持つ。また、下が広く、上に行くに従って狭くなる台形状のフォルムとなっており、前面と背面以外には平行面が存在しない構造。定在波やキャビネット表面の回折が抑えられている。また、キャビネット自体も、角部分を楔の原理で結合するなど、剛性が高められており、クリアな再生音と正確な定位を実現するという。

搭載されているユニットは、NS-C700が、13cmコーン型ウーファー×2+3cmアルミドーム型ツイーターで、NS-B700が10cmコーン型ウーファー+3cmアルミドーム型ツイーター。許容入力は、NS-C700が40WでNS-B700が30W。インピーダンスはともに6Ωとなっている。

なお、NS-F700と同時に、ブックシェルフスピーカー「NS-B750」が発表されていたが、同社によると、NS-B750はフロントch用のスピーカーとしても十分なクォリティを持っており、シアターシステムとしてのバランスを考えた結果、よりコンパクトなNS-B700を組み合わせたとのことだ。

NS-SW700は、300Wのアンプを内蔵したサブウーファー。使用ユニットは25cmコーン型。低域のドライブ能力をアップするアドバンスド・ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジーII(A-YSTII)と、底面に配置された放射板によって、音を4方向に広げるQD-Bassが採用されている。