三洋電機は2日、同社の充電池eneloopと同じように、「繰り返し使うライフスタイル」を提案する「eneloop universe products」の新製品6機種を発表した。

ラインナップは、USB出力付きソーラーライト「eneloop solar light」(SSL-LT1S)、充電式ひざ掛け「enelppo soft warmer」(ENW-SW1S/ENW-SW2S)、充電式カイロ「eneloop kairo」(KIR-SL1S/KIR-S3S)、充電式ポータブルウォーマー「eneloop anka」(KIR-S5S)。発売は10月10日で、価格はオープン。推定市場価格は、SSL-LT1Sが1万6,000円前後、ENW-SW1Sが1万3,000円前後、ENW-SW2Sが1万円前後、KIR-SL1Sが5,000円前後、KIR-S3Sが4,000円前後、KIR-S5Sが1万5,000円前後。

非常用やレジャーにも役立つソーラー充電も可能なLEDライト「eneloop solar light」

eneloop solar lightは、太陽光による充電で使用できるLEDランタンといったような製品。電源は専用のニッケル水素電池で、付属のACアダプターを使用した場合には約3.5時間、ソーラー充電の場合には、約15〜30時間でフル充電される。照明部分は、9個のLEDが組み込まれたパネルライト、1個のLEDによるビームライトとして使用できる。パネルライトとして使用する場合は、1灯/5灯/9灯と、明るさを切り替えることが可能。フル充電時の連続点灯時間は、9灯を使用した場合は約9時間、5灯の場合には約15時間、1灯の場合には約35時間。USB出力機能では、5V/500mAの給電が可能で、携帯電話ならば、ほぼ1回のフル充電が可能だ(機種によっては、容量が足りない場合もある)。部屋の中のサブライトとして、非常用として、あるいはテント内の照明といったレジャーにも使えるようにということで、JIS IPX4相当の防水性能も持つ。なお、9灯で点灯させた場合には、テント内のメインの照明として十分な明るさを持つとのことだ。

充電式のヒーター内蔵ひざ掛け「eneloop soft warmer」

eneloop soft warmerは、専用リチウムイオン電池を電源とするヒーターを内蔵した、ひざ掛け。コンセントがなくても使用できるという点が最大のメリットだ(付属のACアダプタでも使用可能)。ENW-SW1Sは合成革素材のカバー、ENW-SW2Sはフリース製のカバーを採用している。また、ヒーター部分と表面のカバー部分とは分離できるようになっており、汚れた場合には、カバー部分はそのままで、ヒーター部分はコントローラーを外した状態で、手洗いが可能だ(ENW-SW2Sのみ)。充電は、専用のACアダプターで行い、フル充電にかかる時間は約3.5時間。連続使用時間は、強モードで約2.5時間、標準モードで約3.5時間となっている。なお、ヒーターは、低温やけどを防ぐため、温度が上がりすぎないようにマイコンでコントロールされている。

充電式ハンドウォーマー「eneloop kairo」。左と中央がリチウムイオンバッテリーを使用する「KIR-S3S」で右がeneloopを電源とする「KIR-SL1S」

eneloop kairoは、KIR-SL1SとKIR-S3Sの2機種がラインナップされるが、KIR-S3Sは専用リチウムイオン充電池を電源とするタイプで、KIR-SL1Sは単3型のeneloop2本を電源とするタイプ。昨年、同社では、eneloop kairoを10万台生産したとのことだが、好調な売れ行きで冬本番を迎える前に品切れとなってしまったとのことだ。そのようなこともあり、今年は専用リチウムイオンバッテリーを使用するKIR-S3Sを昨年の約2倍生産するという。KIR-S3Sの充電時間は約3時間で、連続使用時間は強モード(表面温度約43°C)で約5時間、弱モード(表面温度やk39°C)で約7時間となっている。eneloopを電源とする、KIR-SL1Sは、ヒーターを2個内蔵。表と裏の両側が温かくなる。温度の切り替えは強/弱の2段階に加え、冬場の温め始めなどに便利なターボモードも装備する。連続使用時間は、弱モード(表面温度約37°C)で約5時間、強モード(約40°C)で約4時間となっている。なお、KIR-SL1Sでは、付属のACアダプターを使用してeneloopの充電を行うことも可能で、その際の充電時間は、約4.5時間。

同ブースには、新製品の単1形/単2形のeneloopや充電器なども展示されている

eneloop ankaのKIR-S5Sは、昨年モデルよりも、連続使用時間が伸びたのが特徴。昨年は強モードで約8時間、弱モードで約10時間だったが、KIR-S5Sでは強モードで約9時間、弱モードでは約12時間の連続使用が可能だ。電源は専用ニッケル水素電池で、約3.5時間でフル充電される。なお、強モードでの表面温度は約44°Cで、弱モードでの表面温度は約40°C。

ちなみに、本日より、東京ビッグサイトで行われている「東京インターナショナル ギフト・ショー 秋2008」の同社ブースにも、今回発表された製品の一部が展示されている。