既報の通り米国時間9日、米Appleが携帯電話の新製品「iPhone 3G」を発表した。日本でもソフトバンクモバイルが7月11日より販売を開始するが、10日時点では「販売方法等については未定。決まり次第発表する」(ソフトバンクモバイル広報)としており、提供方法や価格、料金プランの詳細は明らかにしていない。
同社では、2年間同一機種の利用を前提とした割賦販売方式「(新)スーパーボーナス」を端末販売の主軸に据えており、今年3月時点で全加入者の59%が同方式による契約となっているが、iPhone 3Gを新スーパーボーナスの対象機種にするかについても未定としている。Apple CEOのSteve Jobs氏は、iPhone 3Gを発表した講演の中で8GBモデルの価格について「世界各国で199USドル以下」とコメントしていたが、米国ではAT&Tに2年契約で加入した場合199ドルで提供されることから、ソフトバンクにおいても2年継続利用した場合の実質負担額が2万円程度になる可能性が高い。
また現在、スマートフォン(Xシリーズ)向けのパケット定額サービスとしては、月額最大9,800円でスマートフォン本体からのパケット通信が使い放題となる「PCサイトダイレクト」が用意されている。iPhone 3Gではさまざまな場面で頻繁にデータ通信を行うこととなるが、料金については、現行のPCサイトダイレクトが適用される、新たに専用料金体系が導入される、大容量通信は無線LANの使用を想定しパケット通信は従量制になる――といったさまざまなシナリオが考えられる。
そのほか、ソフトバンクではそれぞれの携帯電話に独自の商品名を付しており、例えばNokia製の「N95」は「X02NK」の型番で販売されているが、iPhone 3Gがどのような名称で販売されるかについても現時点ではノーコメントとしている。