オリンピック商戦を控え、今週の家電"売れ筋"週間ランキングではテレビの人気機種をチェックしたい。ランキング集計には、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店にご協力をいただいた。

5月13日~19日家電"売れ筋"週間ランキング - テレビ編

順位 メーカー 型番
1位 ソニー KDL-40F1
2位 東芝 37Z3500
3位 シャープ LC-37DS3
4位 シャープ LC-32D30
5位 松下電器産業 TH-42PZ800
6位 ソニー KDL-46W5000
7位 シャープ LC-42DS3
8位 シャープ LC-37EX5
9位 松下電器産業 TH-32LX80
10位 日立製作所 P42-HR02

スリムなデザインが特長の「KDL-40F1」

ランキング1位は、ソニーのデジタルハイビジョン液晶テレビ「ブラビア」F1シリーズの「KDL-40F1」(40V型)という結果となった。同製品は、色再現領域が広い「ライブカラークリエーション」やアクション映画やスポーツなどの速い映像もなめらかに映す「モーションフロー」を採用したほか、リアルな色彩を再現する「x.v.Color」にも対応。また、「壁よせスタイル」での使用を想定した薄型のデザインも特長となっている。本体カラーにはブラックとシルバーの2色が用意される。

TV スーパーアドバイザー山際徹さん

同店のTV スーパーアドバイザー山際徹さんは「KDL-40F1は、他メーカー製同サイズのテレビと比べて、フレームが薄く幅をとらずに設置できることが人気を呼んでいる」と話す。また、薄型テレビでは「液晶」と「プラズマ」の2タイプが主流となっているが、全体の傾向として「液晶はシャープ、プラズマは松下を支持するお客様が多い」という。

価格帯としては「30万円以下の製品が好調」。五輪公式スポンサーでもある松下が上位に食い込まなかった理由としては「現時点では新モデルの販売価格がお客様の予算内に入っていないことも挙げられるのではないか」と山際さん。北京五輪に向けた買い替え需要という追い風がありながらも、シビアなお財布事情が影響するようだ。

このほかデザイン面では、カラーバリエーションが豊富なシャープ製とソニー製が注目を集めているという。