フルオート撮影で信頼できる高性能カメラ
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F100fdの最大の特徴は、広角28mmからの5倍ズームだろう。広角28mmモデルを待ちわびたユーザーの期待を裏切らない高い描写能力だ。ダイナミックレンジ拡張機能やISO 12800までの高感度撮影など、FinePix Fシリーズのフラッグシップ機にふさわしく、便利な機能が詰め込まれている。しかし、操作が少々面倒になったり、ダイナミックレンジ拡張は使用制限が厳しかったりする面もあるので、F100fdはフルオートに割り切って使ったほうがいいと思う。そしてF100fdは、フルオートでも充分期待に応えてくれるカメラだ。
広角レンズは構図によって見え方が大きく変わってくる。小難しい設定はカメラに任せて、撮影者は構図やアングルに集中するのがいい。そうすれば、コンパクトとは思えない写真を見せてくれる。F100fdは、各メーカーから発売された春モデルの中から考えても一番トータルバランスがとれている。フルオートで綺麗な写真を撮りたい人にオススメしたいカメラだ。
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抜けが良く自然な色のりで表現された。鳩の羽毛もリアルに描写されている |
見上げた状態でプラス補正の撮影にもかかわらず、空の色は充分に出ている。ダイナミックレンジ400%の効果が高いことがわかる |
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「クローム」でプラス補正すると、空が蛍光色になる傾向があった |
カラーをスタンダードで撮影。空の色も濃く花びらの質感も良く出ている |
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ピントもそこそこ早く、ペット撮影も充分に対応できた |
樹のシルエットを撮影。シルエット部分は黒潰れすることなく、階調が残っている |
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チューリップのしっとりとした質感がきちんと表現されている |
ハイーキー表現で葉を撮影。このような表現では露出補正は必須。露出補正がもっと簡単だといい |
カラーをクロームで撮影。人工物は少々いろがきつくなるが、色浮きはしない |
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池の亀を撮影。近寄れない遠くにいる被写体を大きく写せる140mm相当の望遠域が嬉しい |
28mm相当のレンズはパースを強調したい被写体にピッタリだ |
マクロ機能で撮影。花びら1枚1枚がシャープに描写された |
撮影・レポート:加藤真貴子(WINDY Co.)