学習性の高さが楽しい
DP1は課題も多いが、魅力も多いユニークなカメラだ。いざとなれば伝家の宝刀ともえいるRAWがある。それで白飛びが収まるわけではないが、カメラのクセを覚えて、それを利用していくという楽しさがある。これからも開発を続けてほしいと思う。
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空を大きく入れても、白飛びすることなく階調が残っている |
青空の色が深く、手前の植物もアンダー気味だが黒潰れは起こしていない |
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なぜか死んだフリをする猫。毛の描写が生々しい |
光に当たるコケが柔らかく描写できた |
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手持ち撮影で逆光の葉を撮影。1/13秒はちょっと厳しいので、手ブレ補正が欲しいと思った |
早いシャッタースピードで水や一瞬の動きを止める |
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サボテンの針、1本1本の陰影がしっかり表現され、現実以上にリアルな描写になった |
汚れたシートや錆びた一輪車など、寂れた感じがよく出ている |
クルマの色も正しく再現され、写りこみや光の反射が美しい |
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奥の桜の花までしっかり解像され、描写力が高いことがわかる |
マクロ的な撮影では、開放値F4のボケ味はちょっと物足りなく感じてしまう |
色の深みはかなり独特で、重厚な色乗りは他のカメラでは真似できない DP1 / HI(2640×1760)+Fine / 16.6mm(28mm相当) / 絞り優先AE(F6.5、1/80秒) / ISO 100 / WB:オート 実画像 |
テスト撮影:川上卓也(Mediart)
作例撮影・レポート:加藤真貴子(WINDY Co.)