ネットワーク設定は、ソフトの起動同様カーソルを画面四隅に移動させ、画面上部左側に表示される[Neighborhood]アイコンをクリックする。すると、周囲のメッシュネットワークや無線LANの基地局が画面に表示される。カーソルを合わせるとSSIDなどの名称が表示されるので、目的の基地局を探しクリックして設定を行う。

ネットワーク設定は、画面左上の[Neighborhood]アイコンをクリック

周囲の基地局やメッシュネットワークの様子がビジュアルに表示される

いちいちカーソルを合わせなければどの基地局か分からないため、一般的な一覧表示形式に比べると使い勝手は決していいとはいえない。ただし学習を目的として考えた場合、感覚的に周囲のネットワーク状況を理解できるため、XO本来の目的にはピッタリの表現方法だろう。

手元にはXOが1台しかないため試せなかったが、複数のXOがネットワークエリア内に存在する場合、それぞれのXOは個別の色を持った[XO]アイコンで表示され、カーソルを合わせると名称が表示される。ネットワークでデータを共有する様子がビジュアルとして表現され、とても理解しやすい。

外部ストレージの使い方

XOでは外部ストレージメモリーとして、SD/MMCメモリーカードまたはUSBメモリーが使用できる。USBメモリーは3つ用意されているUSBコネクタに、SD/MMCメモリーカードは液晶画面下のスロットに挿入する。

外部ストレージメモリーはJournalからデータを書き出す際に使用できる。

書き出したいデータをJournalの履歴一覧画面から選択し、画面右上の[コピー]メニューから書き出すデバイスを選択する。またはJournalの履歴一覧画面の下に表示されているデバイスに、データを直接ドラッグ&ドロップすることで対象データを書き出せる。

Journalからコピーしたいデータを表示し、画面右上の[コピー]メニューから対象デバイスを選択する

Journalの履歴一覧下部に表示されるデバイスに、データを直接ドラッグ&ドロップしてもコピーできる

Journalの履歴一覧下部に表示されるデバイスのプルダウンメニューからUnmountを選択する

必要なデータを書き込み終わったら、メモリーデバイスを安全に取り外すために"Unmount"(アンマウント)を行う。Unmountは、ホーム画面からJournalを立ち上げ、履歴一覧下部に表示されるデバイスのメニューから[Unmount]を選択する。対象デバイスのアイコンが画面上から消えたら安全に取り外せる。

なお、SD/MMCメモリーカードスロットは、液晶画面下と抜き差しが難しい場所にある上、筐体によっては引っかかって取り外しにくいものもあるようだ。他のPCとのデータのやり取りにはUSBメモリーを使用する方が使いやすいだろう。