「Lost Planet Extreme Condition」 - 設定次第で快適環境も構築可能
次は「Lost Planet Extreme Condition」によるテストだ。画質設定は「異方性フィルタリング4X」に全ての設定を「高」にした「標準設定」と、「FSAA4X & 異方性フィルタリング16X」に「影の品質/Furの品質」を「DX10」に設定した「高負荷設定」を用意した。このテストのみ標準の解像度が1280×720であることから、縦横比16:10の解像度を使っている。
テスト条件は8600 GTSだとゲームにすらならない設定だが、9600 GTならなんとかプレイできる程度まで動くという点に注目だ。8600 GTSとテストマシンの組み合わせで30fpsを叩き出すには、画質設定「中」で解像度を1024×768まで落とさねばならなかったことを考えれば、めざましい進歩といえる。それに加え8800 GS(しかもオーバークロック版)をも凌ぐという点は驚異的としか言いようがない。さすがに9600 GTでも、高負荷設定ではゲームにならない程フレームレートが落ち込むが、上手く設定を調整すれば解像度1600×1000で30fpsのプレイも可能だろう。
「Unreal Tournament 3 Demo」 - 高負荷時に強みを発揮
最後は「Unreal Tournament 3 Demo」でのテストだ。画質設定はすべて最大にしたものを「標準設定」に、ForceWare上で強制的に「FSAA4X & 異方性フィルタリング16X」を適用したものを「高負荷設定」とした。テストではゲームにビルトインされているベンチ機能を使い、「vCTF-Suspense」および「DM-ShangriLa」でのパフォーマンスを計測している。
このテストでも8800 GSが勝利するのは標準設定の解像度1280×1024ピクセルの時のみで、後はすべて9600 GTが勝利している。特に高負荷設定時の性能差は顕著で、8800 GSのメモリ性能の低さがかなり足を引っ張っているのが分かる。8800 GS以上という結果はもちろんだが、8600 GTSではほぼゲームにならない条件でも、プレイができる程度の性能が出るというのがすばらしい。