「かえるの合唱」の替え歌を作成する

それでは、実際に1曲作ってみましょう。本稿では童謡の「かえるの合唱」のメロディに乗せて、替え歌バージョンで歌わせてみます。

メロディを入力する

まず、[ファイル]メニュー→[新規]を選択して新しい入力画面にします。VOCALOID2 EDITORを終了した場合は、[LENGTH]と[QUANTIZE]が「1/32」に戻っているので、両方とも「1/16」に変更しておきます。ここでは入力をすばやく行うため、音符の長さをあらかじめ指定して、クリックだけでどんどん入力していきます。シーケンストラック上で右クリック→[固定長音符入力]→[1/4[480]]を選択しましょう(図22)。こうすると、クリックしたところに4分音符が描かれます。この状態で[鉛筆]ボタンをクリックし、「ドレミファミレド ミファソラソファミ 」の前半4小節分を描きましょう(図23)。4分休符の部分は、4分音符の長さだけ空けておきます。なお、ウィンドウ右側にあるズームスライダーを使うと、音符を表示する範囲を広げることができます。

(図22)[固定長音符入力]を利用して、クリックで4分音符を入力していきます

(図23)前半4小節分の音符を入力します。ウィンドウ右側のズームスライダーを使って、音符の表示領域を広げると作業しやすいでしょう

続けて後半4小節を入力します。5~6小節目には、1つ飛ばしでド(C3)の音を4つ描きます。7~8小節目は8分音符での入力になるので、シーケンストラックを右クリック→[固定長音符入力]→[1/8[240]]を選択します。この状態で「ドドレレミミファファミ レ ド」と入力しましょう(図24)。最後のド(C3)は4分音符なので、描いてから音符の長さを伸ばします。

(図24)7小節目以降は固定長音符入力の[1/8[240]]を利用して、8分音符単位で音符を入力していきます。最後の音は4分音符の長さに伸ばします

これでひとまずメロディの入力は終わりです。最初から再生して、間違いがないか確認しましょう。終わったら[固定長音符入力]を[オフ]に戻します。

ここまでの完成ファイル