Game Benchmarks

3DMark06が同じならこちらも同じだろう、という訳にはいかないのがGame Benchmark。結果(グラフ29)を見ると、概ね変わらないCall of JuarezやFarCryと、激しく変わるCRYSiS/World in Confictが共存している。もう少しこれは仔細に結果を見る必要があるだろう。

まずCall of Juarez(グラフ30)。差はそれほど大きくない(といっても、XGAですら30fps程度なところでの1.4fpsは小さいとも言いがたい)が、やはりMaximus Formulaがやや優位である。もっとも数値の絶対値が小さいから、測定の誤差の影響がかなり大きくなるため、明確に傾向を語るためにはもう少し描画性能の高いグラフィックスカードが必要ではありそうだ。

逆パターンなのがCRYSiS(グラフ31)。こちらはもう均一に性能差が出ている。平均フレームレートはCall of Juarezと大差ないが、これだけ明確に差が付くと、やはり明確に何かがあると考えざるを得ない。

殆ど変わらないのがFarCryの結果(グラフ32/33)。テスト項目によって得手不得手が多少見られるが、平均すると殆ど変わらない事が判る。強いて違いを上げれば、HDDからのシナリオ読み込みが多くなるシーン(例えばVolcanoのSVGA以下)ではMaximus Formulaが有利だし、そうでないシーンではDX38BTが健闘している(Regulatorなど)といったところか。

Lost Planet(グラフ34)もまた微妙なスコアである。UXGAを除くと概ね同等だからだ。ここで理由を見出すのは難しいので、そういう傾向もある、と見るしかないのだが。

一番ぶっちぎりだったのはWorld in Conflict(グラフ35)。もっともDirectX 10を使うVery Highは全く差が無く、DirectX 9ベースのMediumでのみ差がつくあたり、これはCPUとかGPUの問題ではなく、ひょっとするとまたもやHDDの問題かもしれないという気もする。