新製品「K」ファミリなどを投入

最後に、Sanghi氏から同社の新製品の特徴を聞いた。

新たに発売する製品は、「PIC18K」ファミリ、SPIシリアルEEPROM、ロイヤリティフリーのタッチセンサソリューション「mTouch」である。PIC18Kファミリは従来のPIC18Fファミリと互換性をもつ8ビットマイコンである。1.8~3.6Vで動作する低消費電力チップであり、動作周波数は64MHzである。信頼性の高い動作とESD保護ダイオードなどを搭載し、堅牢な動作を行うことが特徴である。

SPIシリアルEEPROMについては128Kビット、512Kビット、1Mビットの3製品を発売した。128Kビットの製品は10MHz、それ以外は20MHzのSPIバスで通信を行うことが可能。動作温度範囲は1.8~5.5Vで、動作温度は最高125℃。

また、「mTouch」はPICマイコンで利用できるタッチセンサ用のライセンスフリーのソフトウェアである。インターネットサイトからダウンロード可能であり、ソースコードも公開されている。これにより、タッチセンサにおいて外部デバイスとのやり取りを行う部分をPICのみで構成することができるという。