ラオックスの「ザ・コンピュータ館」がついにその17年間の歴史に幕を閉じた。長らく、秋葉原電気街のランドマーク的な存在として親しまれてきただけに、時代の流れとはいえ、一抹の寂しさを感じる人も多いだろう。営業の最終日となった20日(木)には、閉店時に多くの人が集まり、シャッターが閉まるのを一緒に見届けたようだ。

21日の「ザ・コンピュータ館」。作業中のためか、店内には灯りが

神田明神通り側の入り口。閉店の挨拶が掲示されていた

またしても深夜販売が!

Microsoftの家庭用サーバーOS「Windows Home Server」が、29日より発売されることが決定した。発売に合わせ、カフェソラーレでは当日午後1時より、発売開始イベントが開催される。Microsoftによる製品説明やプレス関係者によるパネルディスカッションなどが予定されているので、興味のある人は行ってみるといいだろう。入場は無料。

発売開始イベントのお知らせがあちこちに

今や、家庭内に複数のPCがあることは珍しくない。Windows Home Serverは、そういった家庭向けのサーバーOSで、データのバックアップや共有などが簡単に行えるようになるという。ただし、提供されるのは英語版のみとのことで、万人向けとはちょっと言い難いかもしれない。

しかし、新OSの登場となると黙ってはいられないということで(?)、いつもの面々(クレバリー、ドスパラ秋葉原本店、TSUKUMO eX.、TWOTOP秋葉原本店)では、29日0時より、深夜販売を行うことがすでに決定している。各ショップとも特典をいろいろ用意すると思われるので、WEBサイト等の情報を見逃さないようにしよう。

Sempronにも新モデルナンバー

AMDは新しいモデルナンバーの導入を進めており、すでにAthlon X2ではBE-2350/2300という製品が登場している。この数字を見ても、まだちょっとピンと来ない人も多いと思うが、初めてSempronで新モデルナンバーを採用した製品「LE-1150」が発売となっている。パソコンショップ アークでの価格は4,980円。

初めて新モデルナンバーを採用したSempronの「LE-1150」

OPNは「SDH1150IAA3DE」となっている

動作クロックは2GHz、L2キャッシュは256KBで、ソケットはもちろんAM2。Sempronとしては初めて、65nm SOIプロセスを採用した製品となっている。TDPは45Wと、前述のAthlon X2 BE-2350/2300と同じになっているが、LE-1150はSempronなので、シングルコアという点が大きく異なる。

USBを8ポート並べた豪快マザー

GIGABYTEの「GA-P35-DS3(rev.2.0)」は、オンボードでUSBポートを8つも搭載してしまったマザーボード。チップセットはP35+ICH9で、基本的な仕様はrev.1.0と同じだが、変更されたのは主にバックパネルで、シリアル/パラレルが省略された代わりに、USBポートが8つに増えた。

USBポートが8つもある。何でも充電し放題だ

それでも足りなければヘッダも2つあるぞ!

フォームファクタはATX。拡張スロットは、PCI Express x16が1本、PCI Express x1が3本、PCIが3本搭載されている。価格は17,000円~18,500円前後。

基本的なスペックはrev.1.0と同じ

このリアパネルもちょっと笑える

Western Digitalからも1テラHDD

すでにHGSTとSeagateからは発売されていたが、Western Digitalからも容量1TBを実現した3.5インチHDDが登場した。「WD Caviar GP」という省電力向けの新シリーズで、可変回転数(5,400~7,200rpm)などの採用により、最大38%の消費電力の削減に成功したという。インタフェースはSATA(3Gb/s)、キャッシュは16MB。価格は45,000円前後。

Western Digitalの1TBハードディスク「WD Caviar GP WD10EACS」

回転数が自動的に調整されるのが特徴(T-ZONE PC DIY SHOP)