ライセンスはどうなる? - 将来的にはGPLv3が有力だが

MySQLはライセンスにGPLv2を採用している。既報の通り、GPLに関しては、長い議論と検討の末に策定された新バージョン「GPLv3」が発表されている。すでにGPLv2からGPLv3へと移行したプロダクトも多いわけだが、MySQLはライセンス移行をどのように考えているのだろうか。

同氏は「GPLv2は十数年採用されてきた極めて成功したライセンスだと考えており、そのGPLv2の後継を捜すというのはなかなか難しい作業だ」と前置きしたうえで、「GPLv3は、GPLv2よりもいろいろな意味で曖昧だった点が明確になっていることや、各国の状況が加味されている点が評価できる」としている。GPLv3への移行が必要かどうかは、同ライセンスがユーザや顧客に受け入れられる段階になってから本格的に検討することになるようだ。

社内では常にどういったライセンスを採用すべきかを検討しており、GPLv3以外のライセンスも調べているとのことだが、確率としてはGPLv3を採用する可能性が一番高いという。ただし、GPLv3よりも良いライセンスがあれば採用していくとしている。現在、GPLv3をめぐる議論が活発だが、こうした現状について同氏は「健全だ」と評価しており、「さまざまな意見はあるが、GPLv3は次の20年におけるライセンスになっていくのではないか」と見ている。

MySQL 6の注目点は?

MySQL 5系の後継となる次期バージョンMySQL 6に対する注目点だが、やはりFalconストレージエンジンが目玉の機能となるようだ。詳細については、コミュニティにオープンな企業らしく「すべてMySQLのWebサイトで公開しているのでそちらを確認してほしい」とのことだ。また、リリース次期については「予測が難しい」としながらも、「顧客やユーザとの兼ね合いも考慮しつつ展開していく」としている。

さて、Googleは2007年4月25日(米国時間)、Google Codeにおいて「google-mysql-tools」を公開した。いわゆるGoogle MySQLと呼べるMySQLの改良版だが、すでにGoogleとMySQLの間でアグリーメントが締結されており、変更部分はパッチという形でMySQL本体に取り込まれることになるそうだ。この取り込みはMySQLに対してきわめて大きなアドバンテージをもたらすことになるだろう。