コーポレートロゴも一新される

ソフマップは4日、9月6日にオープンする「ソフマップ秋葉原本館」の報道関係者向け内覧会を行った。ソフマップ秋葉原本館は、ソフマップとしては初めて白物家電を本格的に取り扱う「総合店舗」で、同店の開店を中心に同社は「ソフマップ秋葉原地区再編」を行う。

「ソフマップ秋葉原地区再編」は、ソフマップ秋葉原本館のオープンに合わせて「ソフマップタウン」「ヤマギワソフト」各店舗を、秋葉原中央通りを中心とする「ソフマップタウン」としてリニューアルする計画。「ソフトグループ」、「PCグループ」と称していた店舗の枠組みも「ソフトタウン」「PCタウン」と改称される。

ソフトタウンは、「秋葉原PCゲーム・アニメ館」、「秋葉原DVDソフト館」、「秋葉原音楽CD館」と、ソフトタウンの中心となる「秋葉原アミューズメント館」の全4店舗で構成される。アミューズメント館は、旧ソフマップ本店 、旧ヤマギワソフト館の強みを活かし、テレビゲームのほかアニメ、アイドル関連の音楽、映像ソフトを取り揃えるほか、ソフト買取りセンターを併設する。また、200名を収容できるイベントスペースを設置するなど総合ソフト専門店を目指すという。

PCタウンは、「秋葉原Mac・クリエイターズ館」、「秋葉原駅前店」、「秋葉原中古デジタル・モバイル専門店」、「秋葉原中古パソコン1号店」、「秋葉原中古パソコン2号店」、そしてPCタウンの中心となる「秋葉原パソコン総合館」「秋葉原リユース総合館」の計7店舗から成る。秋葉原パソコン総合館は、メーカー製やオリジナルブランドPCを中心に周辺機器、ソフトなどの充実をはかり、パソコン専門店としてリニューアルする。また、秋葉原リユース総合館は、アセンブリパーツ売り場の強化を図るほか、中古デジタルカメラ、中古デジタル家電などを取り扱う。各店舗のリニューアルは、9月13日に完了する。

内覧会では、ソフマップ代表取締役社長 野口進氏が「ソフマップ秋葉原本館」のコンセプトとして「豊かさを感じる」、「近未来を感じる」、「楽しさが見つかる」の3つのキーワードを掲げ、「ソフマップらしい独自のサービス、独自の接客を心がけ、来客者の要望に最大限応じる体制を整える」といった旨の発表があった。家電製品に関しては、「ソフマップドットコムで家電製品を取り扱ったところ、ユーザーからの反応が良く、多くの要望があった為、白物家電の販売に参入した。まわりの競合他社を意識しての参入ではない」とコメント。ノウハウのない家電、時計などの陳列方法や販促活動については、独自の勉強会などのほか、ビックカメラの協力を得たという。また、PC自作パーツを取り扱わないなど「PCタウン」との差別化を図り、ソフマップ秋葉原本館は、AV、家電にPCを含めた総合店舗と位置付けた。

ソフマップ代表取締役社長 野口進氏

店舗面積はソフマップ最大規模の4600平米で、売り場面積は4400平米。スタッフは250人を予定しているという。

1階は携帯電話と電子辞書のフロアで、各キャリアの端末が並ぶ。価格も競合店と徹底して対抗していくという。入り口右手の壁一面に携帯電話の周辺機器がならび、店内奥にサービスサポートや修理カウンターを併設するSoftBankステージ、auスクエアが設置される。総合案内も設置され、館内の案内や駐車券発行、ソフマップカードの入会受付まで総合的に対応する。

2階はデジタルカメラのフロアでコンパクト/一眼レフなどのデジタルカメラ、交換用レンズや撮影用の機材など幅広い品揃えで初心者から上級者まで満足のいく品揃えを目指すという。

3階は映像のフロアで、薄型テレビ、レコーダー、ホームシアターのほか、デジタルビデオカメラを取り揃える。各社新モデルを中心に予算別の液晶テレビ購入提案やリモコン選びのポイントを説明するコーナーなど、工夫を凝らした陳列方法を採っている。

4階はオーディオとパソコンのフロアで、各メーカーの新製品を中心にオリジナルPCまでを各種取り揃え、幅広いユーザーのニーズに答える。自作PC関連商品の取り扱いはせず、秋葉原パソコン総合館を始めとしたPCタウン各店舗との差別化を図っている。

聴きたい音楽のジャンルに合わせたヘッドフォンを提案する

5階は生活家電のフロアで、エアコンや冷蔵庫、調理家電などが並ぶ、ユーザーが自宅で使用するイメージができるように実演スペースを設置するなど、「見て」「触って」「感じる」ことができる売り場作りを目指すという。

フロア奥には洗濯機の実演コーナーが。実際に動く様子が見られる

6階は、時計・理美容・照明器具のフロア。海外、国内ブランドの時計はもちろんPCと連動するランナーズ時計コーナーなどソフマップらしい商品も取り扱う。また、女性向けのボディケア、フェイスケア商品も取り扱い、トータルエステをテーマにキレイで健康的な生活を提案するという。

7階は、玩具・ゲーム・CD/DVDソフトのフロアで、ニンテンドーDSを中心に各種ハード、ソフトを取り揃える。子供に人気のキャラクターや新番組アニメ・ヒーローなど話題のコンテンツの関連商品を中心に取り揃える。フロア奥には、親子連れの客を想定して子供が遊べるミニカーやレゴブロックを体験できるスペースが設置され、玩具の周りに大人が座れるベンチを設置するなど家族で楽しめるスペースになっている。

各フロアすべてが、ソフマップが得意とする提案型の商品陳列を採用している。また、フロア各所に設置される液晶モニタには、ショップスタッフが出演し、1分で商品を説明、プロモーションする番組「ワクワク1分劇場」を随時公開している。

紙袋もリニューアル、スッキリとしたデザインになった

6日のオープンに向けて、野口氏は「オープンイベントなどは予定していないが、ソフマップ総力をあげて、目玉商品、お買い得商品揃えているのでご期待いただきたい」と語った。