BTOによるカスタマイズと、Windows搭載製品と変わらぬサポートを用意

Endeavor LX1000も同社の他のラインアップ同様、BTOに対応しているため、より高性能な仕様も組むことができる。CPUはCeleron M 430のほか、Core Duo T2300(1.66GHzデュアルコア) / Core 2 Duo T5500(1.66GHzデュアルコア)、メモリは256MBから最大2GBまで、HDDは40 / 80 / 160GB(5400rpm、Ultra ATA/100)が選択可能。光学ドライブに関してはCD-ROMまたはDVD-ROMとなっており、書き換え型ドライブは用意されていないなどシンプルなBTOオプションと言えるだろう。

製品付属のインストールCD×3枚と各種インフォメーション冊子

なお、Endeavor LX1000は、ウェブからの受注受付は用意されておらず、コールセンター経由での注文となる。サポートでは同社Windows搭載ノートと同様の有償・無償サポートが用意されている。ピックアップ保守サービス・オンサイト保守サービス(ともに有償)では最長5年。法人用途としてはこうした点のチェックも重要だろう。

ビジネスユーザーにも、プライベートでWindows、Linuxを切り替えて使うユーザーにも

Endeavor LX1000は、Windowsユーザーにも親しみやすいUIを備えたLinux OSであるTurbolinux FUJI Basicを搭載した製品である。ビジネスシーンでは、デスクトップPCよりも省スペースなノートブックPCが好まれる傾向がある為、Linuxを搭載するノートブックのニーズは高いだろう。ノートブックであれば、省スペースであるとともに可搬性もある。エンジニアリング用途では、Linux端末を持ち運びするというのもよく耳にする。そうしたニーズにもマッチしていると思う。また、WindowsとLinuxの両方を使うニーズにおいても省スペースであり、使わない際には液晶をたたんでしまっておける本製品は便利であると思う。

Windows PCを含むネットワーク共有に対応している

Endeavor LX1000は最小構成であれば63,840円(キャンペーン価格では60,690円)という価格設定となっており、OS単価を考えるもう少し頑張ってほしいところではあるが、PCとしての価格は十分に低価格だ。XPやVistaほどのハードウェアスペックも要求されない。一番のメリットは、箱を開ければLinuxが最初から搭載されているという点に尽きるだろう。