携帯電話向けOSを開発/ライセンス提供する英Symbianは16日(現地時間)、2007年第1四半期(1月 - 3月期)の業績結果を発表した。同期、「Symbian OS」を搭載した携帯電話の出荷台数は、前年同期比35.9%増の1,590万台となった。

Symbianベースのスマートフォンは同期、1,590万台出荷された。これは前年同期比35.9%増で、前期(2006年第4四半期)の1,460万台も上回る数字となった。現在、市場で販売されているSymbianスマートフォンの機種数は114機種で、前年同期比73%増。Symbian OSのライセンシー数は8社あり、現在63機種が開発中という。

2007年3月までのSymbian搭載携帯電話の累計出荷台数は1億2,600万台、このうち、日本市場だけで2,000万台のSymbian携帯電話が出荷されている。Symbianによると、第1四半期の出荷台数のうち、25%が日本市場からという。

Symbianはライセンシーからのロイヤリティにより主な収益を得ており、第1四半期の売上高は4,130万ポンドとなった。

Symbian OSは米Microsoftの「Windows Mobile」などと競合関係にあり、三菱電機、富士通、シャープなどの日本メーカーのほか、英Sony Ericsson、フィンランドNokia、米MotorolaなどがSymbian OSを採用している。