Samsung Electronics Americaは、Ultra Mobile Personal Computing(UMPC)の最新モデル「Q1 Ultra」を発表した。OSにWindows Vista Home PremiumまたはWindows XP Tablet Editionを搭載する機種が用意され、米国内でUS799ドルから発売される。

Q1 Ultra

昨年から同社が販売を開始している、初代UMPC「Q1」と比較して、よりスリムでコンパクトなデザインを実現したQ1 Ultra。CPUには、特殊設計が施されたIntel Ultra Mobile Processor 600 / 800MHzが搭載されており、さらなる高速化が図られたとされる。また、最新ポリマー技術を採用するリチウムイオンバッテリにより、駆動時間は標準バッテリで4.5時間へと大幅に向上。各種大容量バッテリもオプションで用意されるようだ。

さらにQ1 Ultraは、WSVGA表示の7インチ液晶タッチパネルディスプレイの両サイドに、QWERTY配列のキーパッドを2分割して装備。Q1 Ultraを手に持ちながら、親指で快適なキー入力が行えるように設計されたという。

Q1 Ultraの他の特徴としては、動画撮影可能な130万画素デジタルカメラとWebカメラがデュアルで搭載されているほか、802.11b/gのワイヤレスLAN、Bluetooth 2.0 + EDR、HSDPAモデムなど、多彩な高速通信機能をチョイスできる点などが挙げられている。Windowsを起動することなく、各種マルチメディアが楽しめる「AVS Now Instant-On」機能も備わっているようだ。