12日、ウィルコムおよび同社パートナー企業の製品・ソリューションを一堂に集め紹介する「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」が開幕した。期間は翌13日までの2日間。会場の東京国際フォーラムでは講演・セミナーが行われているほか、展示ホールではコンセプトモデルのモックアップや次世代PHSの実証実験などを見ることもできる。

会場で特に注目を集めていたのが、「WP001 W-ZERO3 future edition」として展示されていたW-ZERO3次世代機のコンセプトモデル。W-ZERO3 [es]のような縦長・テンキー付き端末だが、構造はスライド型からクラムシェル型になり、本体を閉じた状態ではストレート型携帯電話として使用し、開いた状態ではQWERTYキーボードとワイド液晶画面を使用する形となっている。ヒンジは2軸ヒンジで、画面部分を裏返して、全面液晶端末としても使うことができそうだ。

「W-ZERO3 future edition」。側面に2基のW-SIMスロットが用意されている。左の写真ははたたんだ状態と思われる

W-SIMスロットを2基備えており、2回線同時接続による高速化や、場合によってはデータ通信と音声通話を同時に行うといった使い方も考えられる。また、展示ケースに掲示されていた説明によると、背面に用意されたカメラは500万画素だという。

背面には500万画素カメラを搭載。そのほか、側面にスクロール・シャッターと思われる操作部も確認できる

明らかにされているのは以上の情報だけで、それ以外の説明はない。ウィルコムは同日、この夏に発売を予定しているというWindows Mobile 6搭載スマートフォンのティーザー広告サイト「x-w.jp」をオープンしているが、展示されたコンセプトモデルとの関連性の有無についても一切触れられていない。

展示ケースに書かれている情報以外には何も説明がない