みなさんがこれを読んでいるころ、オレはバルセロナにいるかも知れない。バルセロナに行ったら、久しぶりにサグラダ・ファミリアを訪れてみたいものだ。このサグラダ・ファミリアという建築物は音響効果を最大限に生かすことを考えて設計されているのが凄い。ハイテクなデジタル技術ではなく、空間の音響工学だけで音を効果的に響かせようとするガウディ氏の偉大な試みだ。
一方、最近の日本ではハイレゾオーディオの人気が高まっているようだ。ハイレゾコンテンツの売り上げも伸びているようなので、市場が拡大しているのは間違いない。e-onkyo musicでは2014年の売り上げが、その前年から倍増したそうだ。そして、ハイレゾオーディオ機器のなかでも、スペース的に導入しやすいポータブルオーディオは人気なようだ。オレの周囲でもハイレゾ対応のウォークマンを買ったという人が何人もいる。
ソニーが放つ高音質ウォークマン「ZX2」がハイレゾオーディオ界を引っ張る |
最近、ソニーから登場したウォークマンの高音質機「ZX2」はZX1の次世代機種なわけだが、そのルックスは大きく異なっている。普通のAndroidスマートフォンと大差ないボディサイズと重量だったZX1と比較して、ZX2は厚みと重さがかなり増して、もはやスマートフォンのような面持ちではない(スペックの詳細はこちらを参照)。
ボディサイズがアップしただけでなく、ZX1が銀色のアルミボディだったのに対して、ZX2ではつや消しのブラックボディ(素材はアルミ)となり、存在の重々しさが増した感じだ。前述のように手に持つと、密度が高く本当に重量感がある。コネクタジャックの周囲の剛性に気を遣っているのも、高級オーディオらしい。
背面は高級感があるラバーを使い、滑りにくい仕上げになっている。重量もあるので、この背面のラバー加工がなければ、うっかり落としてしまうユーザーも現れたことだろう。このあたりはスマートフォン Xperiaも見習ってほしい感じだ。