(a)牙からたれるハブの毒液。(b)ヒトのADAMsファミリータンパク質と、ハブSVMPsのタンパク質構造の模式図。それぞれ、メタロプロテアーゼ(M)、ディスインテグリン(D)、システインリッチ(C)、上皮細胞成長因子(E)のドメインで構成。ADAMsは、膜貫通領域を持つ膜タンパク質だが、SVMPは分泌される可溶性タンパク質だ。(c)APPの分解経路とSVMPの作用点。今回の研究では、ハブのSVMPsがAβをα部位で分解することで、無毒なp3ペプチドへ変換することが判明した。(c・d)は、Futaietal.,Toxins2023,15(8),500.より改変されたもの。(出所:東北大プレスリリースPDF)
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