Microsoft Wordの充実した音声機能

Microsoft Wordは言わずと知れた最も普及しているワードプロセッサーソフトウェアですが、音声機能は意外とあまり使われていないようです。Wordで文章を作成するとき、より効率的に高品質な文章を作成するにはこうした文章作成支援機能を活用しましょう。

ディクテーションによる文字入力

ディクテーションは音声による文字入力機能です。多くのノートPCではマイクを標準装備していますし、昨今はオンライン会議も普及していますので、マイクのないPCでも外部カメラ・マイクを接続していることが少なくありません。

こうしたマイクによる音声入力の環境があれば、すぐにディクテーションを使えます。また、文字入力が貧弱なデバイス…たとえばキーボードのないタブレットなどを使っているときはかなり便利な機能です。

(1)Word文書を開き、文字を入力したい場所をクリックする
(2)「ホーム」タブ以外のタブが選択されているときは「ホーム」タブをクリックする
(3)「ディクテーション」のマイクボタンをクリックする

すぐにディクテーション(音声入力)が始まりますので、マイクに向かって話してください。

(4)ディクテーション中はマイクボタンに赤い録音マークが表示される
(5)ディクテーションの停止/再開ボタン
(6)ディクテーションの設定ボタン
(7)ディクテーションの終了ボタン
(8)マイクに向かって話した言葉がWord文書に入力される

ディクテーションの設定は以下の通りです。

(9)言語の選択
(10)マイクの選択(複数のマイクが接続されているとき)
(11)オンにすると音声が途切れたときに句読点を自動入力する
(12)公序良俗に反するような不適切な言葉の入力を排除する
(13)設定を保存する

トランスクリプトによる文字入力

あらかじめ録音しておいた音声ファイルを読み込ませることで文字を入力する、いわゆる文字起こし機能として、トランスクリプトも使用できます。ICレコーダーで録音した音声の文字起こしなどに便利でしょう。 前述のディクテーションと同様に、Word文書を開いて、文章を入力したい場所をクリックし、「ホーム」タブを表示してください。

(1)「ディクテーション∨」ボタンをクリックする
(2)「トランスクリプト」メニューをクリックする

(3)言語を選択する
(4)録音済みの音声ファイルをアップロードして文字起こしする
(5)録音しながら文字起こしする

アップロードできる音声ファイルは、wav形式、mp4形式、m4a形式、mp3形式のいずれかです。

ディクテーション、トランスクリプト、いずれも世界中の主要言語に対応しています。 また、音声の解析にはMicrosoft 365のクラウドサービスを使用しますので、ディクテーション、トランスクリプトを利用するには、インターネットに接続している必要があります。

音声による読み上げ校正

一方、文章の校正には音声読み上げが便利です。自分で書いた文章を自分で読んでいると、何度読み返しても誤字脱字などに気付かないことがあります。しかし、誰かに読み上げてもらうと、誤字脱字や、おかしな言い回しにすぐに気がついたりします。そこで、Wordに読み上げてもらえば人の手を借りるまでもありません。

(1)音声読み上げを開始する位置をクリックする
(2)「校閲」タブをクリックする
(3)「音声読み上げ」ボタンをクリックする

すぐに人工音声による文章の読み上げが始まります。

(4)巻き戻しボタン
(5)一時停止/再生再開ボタン
(6)早送りボタン
(7)音声読み上げの設定ボタン
(8)音声読み上げの終了ボタン

音声読み上げの設定は以下の通りです。

(9)読み上げ速度の設定スライドバー
(10)人工音声の声(男声/女声)の切り替えリスト

今回紹介したディクテーション、トランスクリプト、音声読み上げ機能は、デスクトップアプリ版のWordでも、Web版のWordでも、同じように使用できます。 次回は、Wordによる文章の校正機能を紹介します。

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