ワークスモバイルジャパンが提供する「LINE WORKS」。コミュニケーションアプリの定番であるLINEがビジネス向けに最適化されたようなサービスで、トークと呼ばれるチャット機能を中心にグループウェア機能も備えている。

LINEの使い勝手をそのままビジネス用途でも活用できるのが特長のLINE WORKSだが、もちろんセキュリティには個人利用以上に注意が必要だろう。LINE同様にLINE WORKSもIDとパスワードによる認証は不可欠だが、さらにセキュリティを強化するログイン環境を担保するのが、今回紹介する「サテライトオフィス・シングルサインオン for LINE WORKS」だ。1ユーザーにつき月額100円(税別)の料金で利用可能なLINE WORKS向けのアドオンサービスの1つである。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立し社長就任。2008年に、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入・アドオン提供の実績はこれまで3万社以上。「サテライト・オフィス」ブランドでLINE WORKSの普及に尽力。

提供:サテライトオフィス

シングルサインオンの利便性

シングルサインオンとは、一度の認証手続きで複数のOSやアプリケーション、サービスなどにアクセスできる機能やシステムを指す。企業のシステムやクラウドサービスなどにおいて、ユーザーやシステム管理者の手間を省くために採用されている場合が多い。

シングルサインオンを導入すると、システムへのアクセス記録が認証サーバーで記録される。通常、企業が複数のシステムを運用したり、クラウドサービスを利用したりする場合、アクセス記録はそれぞれのシステムで記録される。シングルサインオンを導入することで、一括して設定を変更できるなど、システム管理者側の作業負担も大きく軽減してくれる。

「サテライトオフィス・シングルサインオン for LINE WORKS」は、既存の社内システムや基幹系システムと連携したシングルサインオン環境を提供する。SAML連携している他のクラウドサービスとのシングルサインオン機能にも対応している。


導入すると、システム管理者がネットワークIPアドレスやウェブブラウザ、携帯キャリア、端末種類などの単位でユーザーや組織ごとに細かくログインを設定・制御することが可能になる。例えば、自宅や社外からのアクセスを禁止したり、PC・スマートフォンなどの端末からのアクセスは管理者が指定したメンバーのみに許可したりするといった、より厳重なアクセス制限が実現するのだ。さらに、自動ログインの禁止機能や、連続してログインに失敗した際のロック機能を付加することも可能。もちろん、管理者側でログインログの取得もできる。

一方、ユーザーに対してはパスワードの設定に関するセキュリティ強化策を提供する。例えば、パスワード設定において文字数や英数字による組み合わせを指定して複雑な設定を求めることや、2要素認証の導入や、ランダムワンタイムパスワードの発行機能、定期的なパスワードの強制変更機能などもユーザーや組織ごとに設定することが可能になる。

以上、ビジネス向けに展開されているLINE WORKSのセキュリティと利便性を高めるためのアドオン「サテライトオフィス・シングルサインオン for LINE WORKS」を解説した。次回は、社内文書のワークフローをLINE WORKS内で実行可能にするアドオンについて紹介したい。

サテライトオフィス


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