激務のイメージが強いシステムエンジニア。平日は業務に忙殺され、休日は疲れを癒すだけで終わってしまうという方もいるだろう。しかしシステムエンジニアでも積極的に時間を有効活用できる環境が整った企業があるのをご存知だろうか。今回はそんな自律的な働き方ができる企業の一つであるハンズラボへ転職で入社した二人のシステムエンジニアに話を伺った。

■システムエンジニアのイメージを塗り替える!「ハンズラボ」で働く転職者の魅力とは?
【第1回】「本当に今の会社でいいの?」自問からチャレンジを求めて転職に成功!

子供をお風呂に入れられる毎日に

「前職で所属していた情報システムを扱う会社は、きちんとした福利厚生は備わっていました。しかし例えば男性が育児休暇を取ろうと思うと、なかなか厳しい面がありました」と語るのはハンズラボ イノベーショングループ ITエンジニアの倉嶋 渉氏。IT関連企業で働く多くのシステムエンジニアが抱える悩みがここにある。福利厚生は用意されているものの、実際には希望をなかなか言い出せないケースも多いという。

ハンズラボ イノベーショングループ ITエンジニア 倉嶋 渉氏

倉嶋氏に子供が生まれたタイミングは、ちょうど担当していたプロジェクトが佳境に差し掛かっていた時。もちろん、福利厚生を使うなど当時はまったく考えられなかったのだという。「うちも共働きですから、どちらか一方に負担をかけ続けるわけにはいきません。仕事がひと段落したところでほかに方法はないか検討を始めました」と倉嶋氏は振り返る。そしてちょうどその頃ハンズラボを扱った記事をみて、この会社の福利厚生への取り組みが実現されているところに共感。入社を志望するようになったのだという。

「フレックス制だし有給も取りやすい。子供に何かあっても駆けつけられる。そこに魅力を感じました。現在では子供をお風呂に入れられようにもなりました」と倉嶋氏は入社の動機を語る。実際の子育てでは毎日のようにアクシデントが起こる。その際に仕事をしていてもすぐに駆け付けられたり、時間が遅くなったりしても会社に来て業務を始められる環境は、子育て中の親にとってまさに理想の職場だったのだ。

事務職からシステムエンジニアへ転身

「私の場合は、もともと派遣社員として大阪の東急ハンズの事務職をやっていました。そこでIT部門を作るとき、現社長の長谷川から『システムエンジニアにならないか?』と声を掛けられました」と語るのはハンズラボ イノベーショングループ ITエンジニアの有國 弥生氏。当時事務職を3年近くやっていた同氏は、自身の業務効率化のためにExcelでマクロを自作していた。「ちょうどAccessにも広げたいなどと思っていた時期でしたから、プログラムを組むことにも大変興味がありました」と有國氏は入社のきっかけを語る。

ハンズラボ イノベーショングループ ITエンジニア 有國 弥生氏

AWSに触れたことがなかった有國氏だが、入社後の不安はほぼ無かったのだという。「勉強する時間が多いことはもちろんですが、会社全体の風通しが良いというか、話がしやすい雰囲気なのです。スキルを持っている人から直接アドバイスを受けることも多いです」と笑顔で語る。

こうした雰囲気づくりにSNSツールであるSlackが一役買っているという。「チャット上でのやり取りを見て、こういう作業をするときはこういう順番で処理しているのかな、とイメージできるようになりましたね。人から聞いて学ぶのも大事ですが、見聞きしたことを自分で進んで学習するのも大切だと思っています」(有國氏)

残業無し!時間を有効活用できる職場

「働き出して感じたのは、この職場では無駄な時間がほとんどないことです」と倉嶋氏。有國氏も「残業もないですしね」と声をそろえる。例えば通常の情報システムを扱う会社であれば、顧客向けの資料作りなどもシステムエンジニアの業務に含まれる。「それがハンズラボではほぼありません。私が経験した会社では、顧客向け資料に加えて上司向けの資料作成もありました。これが大きな負担でしたが、ここでは報告書の類はあっても無駄な資料作成などはありません」と倉嶋氏は語る。システムエンジニアが核心の業務に集中できる環境だからこそ、残業は最小限となっているのだろう。

有國氏は同社の魅力について「ワンデーアウティング制度も魅力ですね。これは月一回、カフェなど会社の外で環境を変えて働ける制度です。こういうときに違う言語に触れたりもできるので良い経験になります」と語る。少しでも興味がある言語なら、まずは学んでみる。それが結果的に自身のスキルアップにつながることで業務効率も改善でき、会社全体の利益にもなるのだ。

「ほかにも、ハンズラボはほぼすべての製品がAWSに集約されています。これはすなわちハードウェアの面倒を見なくてもよいということなんです。ですからどこかのパーツが壊れたから休日でも飛んで来い、といったアクシデントとは無縁です」と倉嶋氏は語る。

システムエンジニアはハードウェアの保守担当を任されるケースも多い。場合によっては、24時間365日体制で対応しなければならないこともある。ハンズラボもシステムを製品としている以上、まったくの無縁とはいかないが、他社と比較してそうしたケースは圧倒的に少ないことということだ。安心して休日を過ごせることを夢見るシステムエンジニアは決して少なくないはずだ。その点、ハンズラボの商材面の特徴も大きな魅力だといえる。

取材時の二人の会話からも、ハンズラボの風通しが良い雰囲気が伺えた

最後に、個人的にどんなシステムエンジニアがハンズラボにあっているかを聞いてみると、「技術的にとがった人が来てくれるといいですね。現在もいろいろなバックエンドを持った人が集まっていますが、お互いの刺激になる部分があるとやる気がますます出てきます」と倉嶋氏。有國氏は「ハンズラボは本当に人間関係が良好なんです。ですからまずは弊社を知ってもらい、業務や会社の魅力を知ってほしいです。その上で本当に来たいと思ってくれる人ならきっとうまくやっていけると思います」と語ってくれた。

ハンズラボでは社員と社外の人が気軽に交流できる『手羽の会』という集まりを毎月開催している。ハンズラボの本当の姿に触れることができる良い機会になるはずなので興味のある人は参加してみるとよいだろう。なお、開催の詳細はドアキーパーなどで発表しているのでマメにチェックしておこう。

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