本稿は、大日本印刷 C&I事業部がスマートフォンを活用した販促を実施、または検討する企業の皆さまに提供しているオリジナル情報ペーパー「SPトレンド通信」を転載したものです。

今号は、SPトレンド通信第4回に引き続き、DNPが2015年7月に実施した販促アプリに関する定量調査と定性調査の結果をもとに、生活者の販促アプリ利用の実態について、さらに迫っていきたいと思います。

販促アプリをきっかけに、買い物やサービス利用が起きている

下の図は、販促アプリで得た情報をきっかけとした、買い物や有料サービス利用回数についての調査結果です。

販促アプリをきっかけとした買い物やサービス利用の回数 (提供 : 大日本印刷)

販促アプリ利用者全体のうち79.0%が1回以上利用、そのうち29.2%は4回以上の利用となっています。販促アプリを持つ生活者にとって、アプリの情報をきっかけとした買い物は当たり前と言えそうです。また、アプリ別で最も高いのはドラッグアプリ「B」で、1回以上の利用が89.0%でした。

「店舗検索」は外出先や旅行先で"あんしん"して買い物が出来る、うれしい機能

次に、定性調査の結果から生活者の生の声をご紹介し、来店の際や店内で商品を選ぶ際の販促アプリの利用実態について、紐解いていきたいと思います。

来店の際によく使われるのが「店舗検索」です。「仕事中、出先で買い物が出来ないかと思って、店舗検索をしてお店に寄った」「旅行先で足りないものがあった時に店舗検索をした。いつも使っているものが地方でも買えて嬉しかった」という意見がありました。

店舗検索機能の利便性について聞いてみると「販促アプリの店舗検索は、いちいちWebブラウザで検索するより手軽でいい」「販促アプリを入れてから、お店に行く回数が明らかに増えた」という声があり、店舗検索機能はアプリ利用者にとって、"いざという時に別の店舗に行ける、お助け機能"となっているようです。

「チェックイン」は、すぐにおトクを感じられるなら、使ってみたい

販促アプリに限らない、チェックイン機能の利用状況についても聞いてみました。まだ利用経験がない人がほとんどでしたが、「百貨店の入り口にある端末に人が並んでいて、何だろうと思ったらカードに来店ポイントを付ける行列だった」「友だちが企業の公式アプリで集めているのを、見せてもらったことがある」など、普段の生活の中で「チェックイン」を見かけて知っているという意見が複数挙がりました。販促アプリの普及に続けて、「チェックイン」の認知が広がってきている様子が伺えます。

また、「チェックイン」の3つの方法「QRコード・位置情報(GPSなど)・店頭端末(Beaconなど)」については、位置情報の利用は多くのモニターが「普段からスマホのGPSをOFFにしているので、使わないと思う」という反応でした。店頭端末については、つながりにくさを心配する声が挙がりましたが、操作に関してはそれほど抵抗がないようです。店頭でのQRコード撮影も、煩わしさについては問題ないようでした。

「チェックイン」のインセンティブ(景品)の利用意向については「ポイント」「限定クーポン」などが支持されました。「少しずつポイントを貯めるのは性格的に嫌、お店のオススメが通知されるならやってみたい」という意見も挙がりました。金銭的なメリット、または、その時の買い物に便利さが追加されることが、「チェックイン」のインセンティブとして生活者に喜ばれそうです。

販促アプリを活用して、カシコク比較&カシコク購入検討

続いて、生活者の店内での販促アプリ利用について見てみましょう。

第4回では「ネットチラシ」や「ネットスーパー」をカシコク活用する生活者の姿をご紹介しました。同じモニターに来店後の行動について聞いてみると「アプリを立ち上げ、ネットスーパーの買い物カゴに入れておいた商品を見ながら、買うものを集める。場所が分からない時は、店員にアプリの画面を見せて探してもらう」「アプリのないAスーパーに行った時、Bスーパーのアプリを開いて、さっと価格比較をしてどちらで買うか決めている」などの意見が挙がりました。アプリを持たない店舗でも販促アプリを上手く活用し、買い物をする生活者の姿が見えてきます。

また、店内で販促アプリを見る行為について、面倒臭さや恥ずかしさがあると答えたモニターはいませんでした。販促アプリはまさに「いつでもどこでも使える、最も身近なメディアのひとつ」となったと言えそうです。

販促アプリは、生活者の日常に寄り添うメディア

最後に今後の販促アプリの利用意向について、定量調査で聞いてみました。

今後の販促アプリの利用意向 (提供 : 大日本印刷)

販促アプリ利用者全体では57.8%が「ぜひ、または、まあ使い続けていきたい」、10.3%が「(あまり)使い続けていきたくない」となりました。アプリ別に見ると、レストランアプリ「C」での利用意向が高く、73.3%が「ぜひ、または、まあ使い続けていきたい」となっています。販促アプリ利用者はアプリを持つメリットを評価していて、今後の利用意向もある、と言えそうです。

トレンド通信第4回と第5回の2回に分けて、販促アプリを日常使っている生活者の、来店前と、来店の際や店内で商品を選ぶ際の、アプリ利用の実態をまとめました。販促アプリの導入検討中、または導入済の企業のご担当様に、新たな気づきのある情報提供となれば幸いです。

当レポートは、「スマートフォンアプリ利用に関する定量調査 (全国20歳以上の男女1700名対象、実施 : 2015年2月)」、「販促アプリ利用に関する定性調査 (首都圏20~40代女性12名対象、実施 : 2015年2月)」の分析結果をもとにしています。

本稿は、大日本印刷 C&I事業部が、スマートフォンを活用した販促を検討したい企業様向けに制作したオリジナル情報ペーパー『SPトレンド通信』を転載したものです。

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