人材の流動性が高まる昨今。とりわけ特にITエンジニアにおいては、転職市場の活性化が年々進んでいます。
そんな中、社員の定着率が「97.3%」もの高数値を誇る企業があります。大阪に本社を置くテクロジー企業「パーソルAVCテクノロジー」です。
職場に求めることとして上位に挙げられるのが、「給与・待遇面」「やりたい仕事ができるのか」「長く安心してはたらけるのか」といった要素ですが、同社はいかにしてこの高い定着率を実現しているのでしょうか?
社員さんにインタビューを行い、その秘密を探りました。
モノづくりのワンストップ・エージェント!
パーソルAVCテクノロジーってどんな会社?
取材を受けてくださったのは、エンジニアの小嶋さんと住岡さんです。
1999年入社の小嶋さんは、テレビの回路設計や仕様設計・システム設計に15年間従事した後、翻訳端末やIoT機器などの開発に携わり、2022年からはハードウェア設計部門の部門長を務めています。
住岡さんは、2001年の入社以来、クライアント社内で使用される業務系のシステムを開発してきました。2010年頃からIoT家電が注目されるようになったのを機に消費者向けの製品・サービスを手がけるようになり、現在はクラウドシステムやアプリケーション開発を行う部門の管理職として活躍しています。
お二人がはたらくパーソルAVCテクノロジーは、製品やサービスを展開するメーカーに対し、さまざまな技術を提供している企業。大手電機メーカー・パナソニックの開発ブレーン2社※が統合し、2018年に誕生しました。
※AVCテクノロジーとAVCマルチメディアソフト
ソフトとハードの両面から製品・サービス開発を支えてきた2社の統合により、オーディオ・ビジュアルやコンピュータをベースに培った多彩な技術が融合。その技術はクラウドシステムやアプリケーションの開発、電気・電子回路設計や機械構造設計、評価・検証など多岐にわたり、ソフトウェアとハードウェアを掛け合わせたシステムソリューションを提案しています。対象となる産業領域は拡大し、今ではAV・家電製品開発だけでなく、自動車・システム・社会インフラ開発などにも貢献しているのです。
また、特徴的なのが、社内に評価・検証部門を有し、開発上流の仕様設計から製品評価まで一貫して品質を担保する体制が整っていること。「高い技術力とイノベーションをもって、サービスを提供する」という理念のもと、効率的な検証によって品質の向上を可能にしています。
小嶋さんも住岡さんも入社当時は統合前でしたが、「パナソニックをはじめとした大手電機メーカーを中心に、多種多様な製品・サービスに関われることに魅力を感じた」と口を揃えます。
チャレンジが、止まらない!
挑戦の意思を尊重し、背中を押してくれる環境
パーソルAVCテクノロジーが未知の領域にも積極的に進出してきたのは、果敢にチャレンジを続けてきたからに他なりません。小嶋さんと住岡さんに「印象的だったチャレンジングな取り組み」を伺いました。
入社してから“テレビ一筋”だった自分が、15年経ってまったく異なる領域に踏み出そうと思ったことですね。 |
この背景にあったのが、主に携わっていたプラズマテレビの変遷です。取引先の家電メーカーが、2014年3月末でプラズマディスプレイ事業活動を終息。初号機から開発に加わっていた小嶋さんは、これを転機と捉え、経験したことがなかったテレビ以外の領域に挑戦することを決意しました。
新しい領域で自分がどこまでできるのか試してみたい気持ちが強くなり、上司に相談し、認めてもらいました。 |
特に苦労したのが、人の動きを検知する「センシングシステム」の開発だったと振り返ります。
センサーに関する知見は皆無でした。センサーの特性や使い方を一から勉強し、理解を深めていくのはかなり大変でしたね。 センサーのメーカーさんと何度も打ち合わせを行い、試作を作りながら試行錯誤を重ねました。 |
相当な苦労があったそうですが、小嶋さん自身の奮闘と周囲の協力のおかげで見事実現。当時の提案が、はたらく従業員の動きを“見える化”して生産性向上を目指す「センシングシステム」の礎となりました。
お客さまと密にコミュニケーションを取り、お客さまの思いに共感できたことが大きかったように思います。 「絶対に成功させたい」と、モチベーションが上がりました。 |
手を挙げれば挑戦の意思を尊重し、背中を押してくれる。そんな環境が根付いていると小嶋さんは評価します。
アメリカへ単身出張!
年齢・社歴を問わず重要なミッションを任せる気風
一方、住岡さんからは、こんな答えが返ってきました。
テレビに搭載する音楽アプリの開発を任されたことですね。 それまでは業務系のシステム開発に従事していましたので、消費者向けの製品に携わるのは初めての挑戦でした。 |
Webの技術に長けていた住岡さんに白羽の矢が立ったそうですが、裁量権の大きさに驚いたといいます。
UIのデザインイメージを作成し、組み込み作業を進めていたところ、データ提供元の企業との商談も担当することになりました。 |
その企業があるのは、アメリカ・サンフランシスコ。住岡さんは単身渡米し、商談を進めたそうです。
2週間の滞在でしたが、通訳の同席は最初の1週間だけ。片言の英語に身振り手振りを交え、なんとか取りまとめることができました。 |
アプリがテレビに搭載されているのは今でこそ当たり前ですが、当時はほとんど例がありませんでした。「デモを作り、応答速度や遷移の仕方といったUIを実際に見せられたことが成功の要因だった」と住岡さんは明かしますが、モノづくりの最前線で技術を磨いてきたパーソルAVCテクノロジーの真骨頂といえそうです。
裁量権が大きい分、責任は伴いますが、仕様から考えてお客さまに提案できるので、やりがいがありますね。 |
ちなみに、つい最近も若手社員が海外の展示会に出席されたのだとか。年齢や社歴を問わず重要なミッションを任せるのは、パーソルAVCテクノロジーの気風なのでしょう。
チャレンジを歓迎!転職を考えるエンジニアに
パーソルAVCテクノロジーをおすすめする理由
チャレンジングな取り組みを積んできた小嶋さんと住岡さんですが、今は管理職として若手の挑戦を後押ししています。
与えられた仕事だけでは技術の成長が限定的であるため、ハードウェアの部門では、業務以外のモノづくりを体験する機会を設けています。 電気回路設計と機構設計のメンバーがチームに分かれて課題に励み、それぞれが作ったものを部門内でレビュー。新人も、先輩コーチの手を借りながら、頭をひねり、手を動かしています。幅広い分野でのスキルアップにつながっています。 |
クラウドの世界は技術の進歩が速く、技術者はキャッチアップに追われています。 使ってみないとわからないことも多々ありますので、例えばライセンスを会社負担で購入してアカウントを割り振り、メンバーが各自で勉強できるようにしています。 |
これらは、あくまで挑戦を支援する取り組みの一例です。その他、全社的には「新規ビジネス創出プログラム」を実施。新しいビジネスモデルを会社に提案できる制度で、年2回、社員なら誰でもエントリーできます。プレゼン、検証フェーズを経て事業化が決定すれば、製品・サービスの開発を自身の手で進められる夢のある制度です。
このようにチャレンジを歓迎するパーソルAVCテクノロジーではたらく良さについて、お二人はこう話します。
チャレンジングな会社だからこそ、多種多様な製品・サービスのモノづくりを手がけてきたことで、複数の技術の柱を確立するに至りました。 自分の得意な技術を活かせるのはもちろん、ハードからソフト、クラウドからアプリにいたるまで事業を展開しておりますので、他領域の技術に挑戦したいと思った際にも転向もしやすい風土です。また、キャリアステップについても「マネジメント職」か「専門職」のどちらかを選べ、途中での転換もできます。 さまざまな技術の体験を通して、自分に合ったはたらき方を見つけられるのはエンジニアとしてはたらくメリットなのではないでしょうか。 |
開発の上流段階から検証、保守まで、モノづくりの一連の流れに携われるのもおもしろいところです。常に新しい技術を取り入れ、その技術を活かしてモノづくりにチャレンジしている会社ですので、技術の進歩や自身の成長を感じやすいでしょう。 あと、在宅勤務制度やファミリーサポート休暇制度などが整備され、福利厚生が充実しているのははたらくうえでとても助かっています。 |
入社から20年を超え、いまだ意欲あふれる小嶋さんと住岡さん。最後に、今後の展望をお聞きしました。
現状は、テレビやAV機器で培ってきた技術を活用している段階です。太陽光や蓄電器といった環境・エネルギー分野をはじめ、あらゆる産業領域に展開し、事業拡大に貢献していきます。 |
IoTが浸透して久しいですが、当社にはハードウェア、ソフトウェア、クラウド、アプリの技術部門がそろっています。当社であれば、ハードでデータを収集し、それをクラウドに送って分析するといった一連のソリューションをオールインワンパッケージでお客さまにご提供できます。 すでに事例がいくつかありますので、今後さらに部門間連携を加速し、ビジネスを広げていきたいです。 |
唯一無二のプロフェッショナルであれ。
高い定着率の裏側にはチャレンジを支える社風と制度が
パーソルAVCテクノロジーは「唯一無二のプロフェッショナルであれ。」というスローガンを掲げています。社員がそうなるためには、失敗を恐れずに挑戦を続けられる組織でなくてはなりません。
高い技術力とイノベーションをもって、世界のモノづくりを支えていく——。
「97.3%」という高い定着率を誇っているのは、パーソルAVCテクノロジーならではの社風と制度で社員のチャレンジを支えているからなのでしょう。
Photo:photographer eringi
[PR]提供:パーソルAVCテクノロジー