依然として収束が見通せない状況が続く新型コロナウイルス感染症。その対策として在宅勤務やテレハーフを導入する企業が増え、従来の出社勤務を基本とした働き方が大きく変化しつつある。企業によっては、そうした中でいかに生産性を向上させるかに苦心しているところも少なくないだろう。

そこで見直したいのが、日常の業務に欠かせない「PC本体」とその「周辺環境」。働き方や仕事内容に合わせて最適なPCや周辺機器を選び、それらを組み合わせることで生産効率を改善できる場合も多いからだ。ここでは、マウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro」より14.0型ノートPC「MousePro-NB420H」と23型ディスプレイ「ProLite XUB2390HS-5」をピックアップし、それぞれの特徴や使い勝手、組み合わせた際の相乗効果を紹介していく。テレワーク時代のビジネス環境を構築するうえで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてほしい。

  • マウスコンピューターの14.0型ノートPC「MousePro-NB420H」と23型ディスプレイ「ProLite XUB2390HS-5」

最新プロセッサーの搭載でマルチタスクが快適な「MousePro-NB420H」

「MousePro-NB420H」は、第11世代インテルCoreプロセッサーと14.0型液晶ディスプレイを搭載したビジネス向けのモバイルノートPCだ。本体素材にマグネシウム合金を採用することで、厚み約16.9mm、質量約1.12kgという薄型軽量ボディと剛性の高さを両立しているのが大きな特徴。過酷なことで知られるアメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810G)準拠の信頼性テストでは、衝撃や振動、粉塵、高度、高温、低温などの10項目をクリアしており、出社時や出先で使う場合も安心して持ち運ぶことが可能だ。

  • マウスコンピューターの14.0型ノートPC「MousePro-NB420H」

  • マグネシウム合金を採用した上質で洗練された本体が印象的

本体は黒を基調にした洗練されたデザインが採用されており、プライベートでもビジネスでも違和感なく使用できる。質感や素材感もよく、手に持つと金属ならではの硬質さと凝縮感が伝わってくる。フットプリントはA4ファイルとほぼ同じサイズで、ビジネスバッグなどにもスムーズに収納することが可能だ。

  • ビジネスバッグへもスムーズに収納できる

ディスプレイはサイズが14.0型で、解像度がフルHD(1920×1080ドット)となっている。一般的なモバイルノートPCが搭載することの多い13.3型ディスプレイより一回り大きく、文書を作成したり写真を補正したりするときもディテールが確認しやすく感じた。また狭額縁デザインを採用しているため没入感が高く、作業に集中しやすいのも好印象だ。

  • 14.0型のフルHD(1920×1080ドット)液晶ディスプレイを搭載する。狭額縁デザインのため没入感が高く、作業に集中しやすいのが魅力的だ

視野角の広いIPS液晶パネルが採用されているため、斜めから見たときに色の変化が少ないのも評価できるポイント。ディスプレイは最大180度まで開くことができるが、その状態でも画面に表示されている画像や文書がとても見やすかった。打ち合わせなどで向かい合う相手と画面を共有したい場合に重宝しそう。角度調節の自由度が高いため、狭い机や膝の上に乗せて使うときや、ソファに寝そべりながらWebや動画などのコンテンツを楽しみたいときなど、幅広いシーンで使いやすく感じた。

  • ディスプレイは最大180度まで開くことができる。視野角の広いIPS液晶パネルのためこの状態でも画面は見やすい

キーボードはキーピッチが約19.1mmとゆとりのあるサイズで打鍵感もよく、文字入力が非常にスムーズ。バックライトが内蔵されておりキートップの文字が光るため、暗い場所でキーの位置を把握しやすいのも便利なところだ。

  • キーボードはキーピッチが約19.1mmと余裕があってタイピングしやすく、ミスタイプが起きにくかった

  • キーボードにはバックライトが内蔵されており、暗い場所でキーの位置を把握しやすい

CPUは最新の第11世代インテルCore i5-1135G7が採用されている。前世代のプロセッサーに比べて動作周波数が大幅に引き上げられており、Officeなどのビジネスアプリを使った業務はもちろん、写真編集や動画編集、デザインなどのクリエイティブ系業務にも対応可能だ。

実際に、PCの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト「PCMARK10」を実行して確かめたところ、次のような結果になった。

  • ベンチマークソフト「PCMARK10」の結果。どのテストも高スコアで、普段使いから負荷の高いクリエイティブ系業務まで幅広いシーンで快適に使用できることがわかる

快適に使用できる目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリなどのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、写真編集などクリエイティブ系のパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっている。結果を見てもわかるように、本製品の場合はいずれも上回っている。このことからも、本製品が一般的な業務からクリエイティブ系業務まで幅広く対応できることがわかる。

ちなみに、「MousePro NB4」シリーズのラインナップにはより高性能なCore i7-1165G7を採用したモデルも用意されている。グラフィックスも一般的な用途に向くインテルUHDグラフィックス(8GBメモリ搭載時)だけでなく、クリエイター向けのインテルIris Xeグラフィックス(16GBメモリ搭載時)が選べるので、動画編集などの描画性能が要求される業務に携わるユーザーは購入時のカスタマイズを検討してみてはいかがだろうか。

実際に仕事でノートPCを使う際は、バッテリー性能も重要なポイント。本製品は薄型軽量ながら大容量のバッテリーを搭載しており、JEITA2.0基準で最大約20時間もの駆動が可能になっている。ほぼ丸1日持つため、半日・時間単位で出社するテレハーフや、出先・移動先で作業する際も、ACアダプタを一緒に持ち歩かなくても安心して使用できる。在宅勤務で書斎や専用の作業机を用意できないようなときでも、これならコンセントの位置を気にせず好きな場所で仕事することが可能だ。

  • 付属のACアダプタ。非常にコンパクトだが、バッテリー駆動時間が長いためPCと一緒に持ち歩く機会は少なそうだ

自宅や会社で業務を行う際は、周辺機器をつなぐ機会も少なくない。本製品は薄型ボディながらインターフェイスが充実しているのも魅力的な部分だ。本体左側面にはHDMI出力端子とUSB 3.1端子、Thuderbolt 4端子(Type-C)が、本体右側面にはカードリーダーとヘッドホン出力/ヘッドセット端子、USB 3.0端子、セキュリティスロットが搭載されている。このうちThuderbolt 4端子はUSB Power DeliveryとDisplayPort Alt Modeに対応しており、BTOで選択可能なUSB PD対応充電器や市販されているUSB充電器で本体を充電したり、外付けディスプレイにつないで映像出力したりすることができる。

  • 本体左側面にはHDMI出力端子とUSB 3.1端子、Thuderbolt 4端子(Type-C)が搭載されている

  • 本体右側面にはカードリーダーとヘッドホン出力/ヘッドセット端子、USB 3.0端子、セキュリティスロットが搭載されている

HDMI出力端子とThuderbolt 4端子を使えば、本体の内蔵ディスプレイと合わせて最大3画面のマルチディスプレイ環境を手軽に構築することも可能。資料を表示しながら文書を作成するようなときも、各ディスプレイにそれぞれのウインドウを大きく表示できるため、在宅勤務で仕事の効率を上げたい場合に非常に便利だ。

⇒「MousePro-NB420H」の詳細はこちら

ベゼルや段差が目立たずマルチディスプレイに最適な「ProLite XUB2390HS-5」

実際にマルチディスプレイ環境を構築する場合におすすめなのが、長い実績を持ち豊富なラインナップが揃う「iiyama」ブランドの液晶ディスプレイだ。なかでも23型の「ProLite XUB2390HS-5」は高性能で幅広い用途に活用できるうえ、サイズと価格が手頃で、在宅勤務用の外付けディスプレイにはぴったり。

  • 23型液晶ディスプレイ「ProLite XUB2390HS-5」

本製品は、23型液晶パネルを搭載しながら上部と左右の3辺のベゼル幅を極細にすることでコンパクト化をはかり、本体幅を532.5mmに抑えているのが大きな特徴。奥行きも210mmと小さめなので、狭い机の上にも置きやすくなっている。

ベゼルと液晶パネルの非表示領域を合わせてもわずか12mmで、ベゼルとパネル部に段差がないフラットなデザイン(3辺フレームレスフラットデザイン)のため、複数のディスプレイを並べてマルチディスプレイにして使う際もスッキリと設置することができる。

  • ベゼルが極細でパネル部と段差がない3辺フレームレスフラットデザインを採用している

付属のスタンドは最大130mmの高さ調節と最大24°のチルト調節、左右各45°動かせるスウィーベル機能を搭載しており、見やすい位置や角度に手軽に調節することが可能。また、ディスプレイを90°回転して縦向きにすることもできるので、縦長の文書全体を見渡しながら作業したい場合や縦位置で撮影した写真を編集したい場合などにとても便利だ。

  • 最大130mmの高さ調節が可能

  • 上方向20°、下方向4°のチルト調節機能を搭載する

  • 左右各45°動かせるスウィーベル機能も搭載

  • 画面を縦向きにできるピボット機能にも対応する

ちなみに前述の14.0型ノートPC「MousePro-NB420H」なら、本製品の手前に置いて画面を上下に並べて使用することも可能。幅の狭い机しか用意できないなど、作業スペースが限られている場合でも、これなら無理なくマルチディスプレイ環境を実現できる。その意味でも「MousePro-NB420H」と「ProLite XUB2390HS-5」は在宅勤務で使うには最強の組み合わせと言えるだろう。

  • 「MousePro-NB420H」と「ProLite XUB2390HS-5」の組み合わせ。画面を上下に並べられるので幅の狭い机でもマルチディスプレイを実現できる

  • HDMI、DVI-D、D-Subの3系統の映像入力端子と音声入力端子を装備しているうえ、それぞれに対応したケーブルも同梱されており、さまざまなPCと接続できる

表示性能に関しては、従来のIPSパネルより透過率が高く、色再現性や安定性が向上したAH-IPSパネルを採用していることもあって、微妙な色合いの違いも区別がしやすかった。一般的なビジネス文書の作成はもちろん、色の精度にシビアな画像編集などのクリエイティブ系業務まで幅広い用途に利用することが可能だ。

  • 23型のフルHD(1920×1080ドット)AH-IPSノングレア液晶パネルを採用しており、色再現性が高いのが特徴

なお、製品には標準で3年間保証が付属しており、24時間365日の問い合わせ受付やセンドバック方式での修理対応などの充実したサポートを受けることができる。しかもユーザー登録を行えば、保証期間が2年延長されて5年間になるので、製品購入後は忘れずにユーザー登録を行うようにしよう。

「MousePro-NB420H」と「ProLite XUB2390HS-5」で快適な在宅ワークを!

今回は実際に「MousePro-NB420H」と「ProLite XUB2390HS-5」を組み合わせ、さまざまなシーンで使用してみたが、ディスプレイがふたつになることで生産性は飛躍的に向上した。

たとえば資料を見ながら文書を作成する場合、1画面だとどうしても資料のウインドウと作成中の文書のウインドウが重なってしまい、ウインドウを切り替えながら作業することになる。しかしマルチディスプレイだと、片方に資料を全画面表示して参考にしながら、もう一方で作業することが可能。ウインドウ切り替えの手間やストレスがなくなるだけでも、仕事の効率が大きくアップすることを実感できた。

ビデオ会議をしながらメモを取る場合も、それぞれ表示する画面を分けることで見やすさと作業しやすさがグッと上がる。Photoshopなどの画像編集アプリの場合は、操作パネルをサブディスプレイにまとめて表示しておき、メインディスプレイの方にプレビューを大きく表示してレタッチなどを行うと非常に作業しやすかった。

  • 「MousePro-NB420H」と「ProLite XUB2390HS-5」でマルチディスプレイ環境を構築したところ。作業領域が飛躍的に向上する。またテレビ会議などの際にも有用だ

自宅で仕事していて気分転換のためカフェやコワーキングスペースなどで作業を続けたい場合や、出社する際は、ケーブルを外して「MousePro-NB420H」本体をバッグに入れるだけで仕事環境をそのまま持ち出して出先で作業することができる。据え置きタイプのノートPCやデスクトップPCだとこうはいかない。在宅勤務と出社勤務のどちらでも使い勝手がよいのは、モバイルノートPCと外付けディスプレイの組み合わせならではだろう。

マウスコンピューターの直販サイトでは、「MousePro-NB420H」が131,780円からという価格で購入できる。また、「ProLite XUB2390HS-5」はマウスコンピューター楽天市場店で23,980円となっている。15,5000円前後でこれだけの環境を手に入れられるのはかなりコスパがよいと感じた。

⇒「ProLite XUB2390HS-5」の詳細はこちら

ちなみに「MousePro-NB420H」の方は、直販サイトでメモリやSSDなどの構成をカスタマイズして購入できる。その際、オプションのひとつとして「iiyama」ブランドの15.6型フルHDモバイル液晶「ProLite X1670HC」を選択することが可能。

  • モバイル液晶「ProLite X1670HC」

「MousePro-NB420H」との組み合わせなら、合わせても2kg未満と非常に軽量。なおかつ、SB Type-Cケーブル1本で映像出力と給電が行えるため、より手軽にマルチディスプレイを構築できる。コンパクトでノートPCと一緒に持ち運ぶこともできるので、在宅勤務で書斎など専用の作業スペースが用意できない環境や、コワーキングスペースなど出先でもマルチディスプレイで生産性を上げたいという場合などにとても便利だ。ぜひ併せて検討してみてほしい。

  • バッグにもらくらく収納できるモビリティが最大の特徴

  • 作業スペースが限られる場合でもデュアルモニター環境を構築できる

⇒「ProLite X1670HC」の詳細はこちら

[PR]提供:マウスコンピューター